千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。
先日の話。
ダヴィンチミケランジェロ展に行きました。
音声ガイドを聞きながら、
ダヴィンチやミケランジェの素描を鑑賞する。
確かに素描を見ていたのですが、
印象的だったのは素描ではなく、
以下のメッセージ。
ミケランジェロ
「素描しなさい。時間を無駄にしないで」
音声ガイドから流れるメッセージ（ダヴィンチをイメージしたもの）
「愚かなる人間どもよ、目の前にあるものをよく見るがよい」
目の前にある二人の素描。
確かに見えている。
しかし、描けない。
描くためには、描くための技法も必要なのですが、
それ以前に、
目に入ってきたものを脳がしっかりとらえているか
ここが肝になるはず。
二人が言いたかったのは
目の前に起きていることを捉える力を鍛え、
これを確認するために、素描（デッサン）しなさい！
といいたかったのかなぁ、と。
特許出願の仕事は、
お客様のアイデア（*）を文章に置き換える作業がほとんど。
*アイデア：発明はもちろん、ビジネスの内容も含まれます。
目に見えないアイデアを、目に見える文章に置き換える。
しかも、アイデアは、お客様の頭の中にある。
面談の中では、
口と耳と駆使して
お客様の頭の中にあるアイデアを引っ張り出しては
絵をかく・・・
描いた絵が、お客様とのイメージがあうまで繰り返す・・・
そして、言語化。
ここまでできれば面談はひと段落。
その後、
お客様のアイデアを文章化のブラッシュアップに努める。
文章化の前に、面談のメモを見て
何回も何回も絵をかいて
お客様のアイデアの全体感をつかんたうえで
それが消え去らないうちに、一気に文章化・・・
※ここは、誰にも割り込まれたくない時間です。
次に、できあがった文章から絵をかいて・・・
お客様のアイデアが再現されているか？
これを繰り返す。
※特許に限らず、商標も、契約も同じです。
目の前に起きていることを捉える力を鍛え、
これを確認するために、素描（デッサン）しなさい！
ということは、弁理士の仕事にも通じますし、
他の仕事にも通じそうです。
本日は月曜日。
本日の午前は、同友会の例会の打ち合わせ。
午後は、通常業務。
本日もまた、
目の前の人の気持ちを捉え、素描に努めます。
そして、時間を大切にします。
最後までお読みいただきありがとうございました！
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