獣医師国家試験の合格率の裏にある想いExamen vétérinaire national | 天パパパは動物のお医者さん

天パパパは動物のお医者さん

天パパパはアウェイな動物のお医者さん。獣医師になろうと思ってなった訳ではないからこそ見える世界を書いてます。獣医師、講師、夫として感じる恋愛を綴ってます。趣味はパフェ巡り。TWICEの김 다현と元宝塚の花總まりさんとFemme séduisante qui parle français&CPの推し活中

獣医師国家試験の合格率が昨日発表されました。





新卒者1029人の獣医師国家試験合格率は84%。





もちろん各大学の合格率は異なります。





でもその裏には、ある想いがあるので、興味があれば読み進めてください。











6年次に獣医師国家試験対策委員が選出されるんだけど、その中の国試渉外委員を僕はやってました。





国試渉外委員って、獣医師国家試験問題を作成している教授が各大学にいるので、好きな分野や出題されそうな問題を、各大学の国試渉外委員と連絡を取り合って情報共有する役目です。





うちの大学にも獣医師国家試験問題を作成する教授がいたので、教授の好きな分野や授業で熱く語るところとか、その大学で授業を受けた人にしかわからない事を他大学の国試渉外委員に伝えていました。






こんな風に他大学と連携してみんなで情報共有していきます。





各大学の合格率が異なる事に目が行きがちですが、獣医師国家試験に合格しようという気持ちは、大学に関係なく獣医学生はみんな一緒です。





国試渉外委員として、大学という垣根を越えて獣医学生みんなが合格できるようにという想いで、時間を割いてやっていました。





2日間の獣医師国家試験が行われる試験会場近くのホテルに獣医学部生は前日から全員泊まります。そこでも他大学の渉外委員と連絡を取り合って直前まで情報交換をしていたのを覚えてます。





国家試験って、全員で合格しようという想いがあるんです。





自分だけ合格すればいいという考えではなくて、みんなで合格して獣医師になりたいっていう気持ちなんです。





だから、獣医師国家試験は大学受験とは違って、周りのみんなが仲間であり同志だから、とってもドラマチックなんです。






国試渉外委員として他大学の学生と交流が持てた事は国家試験への想いを広く知る経験にもなりました。



 


そんな裏側があるんだと思いながら合格率をみてくださいね。