最近、大学時代に聞いた文語訳の聖書の言葉「名をさして安否を問へ」を思い出していました。過去に記事にしたことがあります。

 

 

何だか疲れが抜けないまま過ごしている、という方も多いのではないでしょうか。

 

でも被災地の方々や、支援のために新年早々、ずっと働いている方々を思うと、「疲れた」とも言っていられないと感じます。寒さも厳しくなっている中、一日も早い復興をお祈りしています。

 

 

元旦に大きな地震があり、私たちは帰省のため県内にいなかったのですが、その日から多くの安否を問うメールやメッセージが届きました。

 

当初、帰省中はできるだけスマホやパソコンから離れて、いつもデジタル機器を使っていることから少し離れ、「デジタルデトックス」しようと思っていたところ。

 

「大丈夫ですか?」と気遣うメッセージに、感謝に思いながら返信いたしました。

普段、交流がない方も思い出して下さり、連絡くださったことは本当に嬉しく感謝なことでした。

 

しかし最終的に、家に帰ったら留守電も入っており、全て合わせるとトータル40件くらいの連絡が入ったと思います。本当に感謝に思いつつ、あとで少々、疲れを引きずっていました。

 

震源地に近いセンター教会である内灘聖書教会の電話が鳴り続けていたため、「内灘聖書教会へのお問い合わせはお控えください」とのお知らせもありました。

 

現在、現地で支援活動を行い、情報を発信している連絡先は以下の通りです。

 

九州キリスト災害支援センター(九キ災)

●電話番号 080-9104-3580 月曜から土曜の9:00~18:00

●mailアドレス kyuki.noto★gmail.com(★を@に変えてください)

 

 

被災地や周辺への連絡は一旦立ち止まって

 

今まで阪神や東日本などの震災があったわけですが、私自身は「県内」で起こったことは初めてでした。

 

以下は東日本の震災を経験された牧師先生からのメッセージです。

 

「大変な中、状況をお知らせくださり、ありがとうございます。震災直後は様々な問い合わせが次々に飛び込み、それが原因で疲弊するケースが過去の東日本大震災の時に多発しました。私自身もそうでした。これからの対応には知恵を要するかと思います。
疲弊なさらないようにお気を付けくださり、お手隙の時に情報をお寄せくださいますと感謝です。くれぐれもお気を付けて。」

 

私自身は、被害状況も連絡の数も大したことがなかった方なのだと思いますが、震源地に近い輪島や珠洲方面は停電もあり、回線が込み合ったり「連絡がつかない」という事も多くあったようです。

 

「心配だから」「安否を知りたいから」ということで連絡をすると、家族や大切な連絡が届きにくくなってしまう事や、相手の状況が分からないので返信できる状況にないようなことも配慮が必要なのだと感じました。

 

NTTが安否確認メールのポイントをわかりやすく記事にしています。

 

今回の経験を通して、何か起こった際には本当に必要な連絡もあると思いますし、ご家族や安否確認すべき立場の方もいらっしゃると思いますが、関係性によっては「今、連絡すべきか」「私が今連絡すべきか」をいったん立ち止まってみたほうが良さそうだと考えさせられています。

 

 

 

 

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