今年55歳の誕生日を迎えるマドンナ。
まだまだ若い^ ^
猫パンチ!
16日に開催された、中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GLAAD)主催の第24回GLAADメディア賞授賞式でプレゼンターを務めた彼女は、ボーイスカウトのコスプレをして登場。感動的なスピーチで、会場を大いに沸かせました。
Queen Of Pop として音楽シーンのトップを走り続けているマドンナですが、彼女はその長いキャリアの中で、女性の自立と同じくらい同性愛の人権支持を訴えてきた人。
昨年なんか、ロシアで行ったコンサートで、「私は自由の戦士!」と叫び、ロシア正教の十字架を踏み付けながら同性愛を奨励する発言をして裁判沙汰に
市民から「未成年者に同性愛を宣伝し、ロシア正教信者の宗教感情を傷つけた」と訴えられる騒ぎとなって、大きな注目になっていました。
そんなマドンナが、今月16日、ニューヨークで開催された第24回GLAADメディア賞の授賞式に出席。ボーイスカウトの短パン・ユニフォーム姿でプレゼンターとしてステージへ。
ボーイスカウトのコスプレをしたのは、大きな理由があるらしく、長い歴史を持つ米ボーイスカウト連盟が、同性愛者の入会を禁止する規定を堅持しているから。
多くのセレブがこれに反対し、オバマ大統領までもが「すべての人を受け入れるべき」だと提言しているにもかかわらず、連盟はガンとして規定を変えようとはしないそうで
ボーイスカウト・マドンナを見た出席者たちは、彼女が連盟を皮肉るに違いないと大喜び
拍手で迎えられたマドンナは、「お招きいただいて光栄だわ」とスピーチを開始。
「ボーイスカウトに入りたかったのに、ダメだって言われたの。おかしくない? だって、アタシ、火付けの名人だし。テントをピンって張ることも得意。方向感覚だって抜群なのに」
「木から降りられなくなった子猫ちゃんを救うこともできる。社会に貢献したいだけなの。あっ、それに、ほかの男の子たちをボーイスカウトに勧誘(スカウト)することも得意よ。これって重要よね」
などなど、、このアイロニックなユーモアに会場はもちろん歓声に。
続いて、
「アタシは、みんながボーイスカウトに入るのをあきらめるべきじゃないと思うの。彼らがマヌケな規則を変えるべきなのよ。そう思わない?」
と問いかけ、会場はフィーバー。
「実はアタシ、ガールスカウトに入っていたの。でも、やめさせられたの。スカートが短すぎたのと、助成金集めのクッキー販売ノルマを達成できなかったのが原因で。実は食べちゃったのよ、売らなきゃいけないクッキーを」
と小話を交えつつ、
ゲイであっても「人間として付き合えば」ストレートと違いなどないことがわかると述べ、
そして、「あなたの隣人を自分のように愛しなさい」という旧約聖書の言葉を引用し、宗教を利用し同性愛を攻撃するのは間違っていると主張。
いじめに遭い自殺に追い込まれたアメリカの学生たちのこと、イランでは同性愛者が死刑になるということにも触れ、「こういうクソったれたことに、もううんざり」と言い放ってくれました。
さすが女王様、唯一無二って感じです。
世代やジェンダーを超えて愛されるアーティスト、これからも期待してます
【次回イベント】
2013/ 4/ 13 (Sat)
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