出資馬近況。クラリティスケールサーマルウインドが帰厩しています。どちらも万全とまでは言えなさそうですが、自己条件なら間違いなく勝負になる2頭。秋競馬楽しませて頂きたいところです。

残念なことに故障馬が続出しています。先日のプロトポロスに続きラブリアージェも骨片遊離が判明。流石に地方転出でしょうか。
今日の更新ではスノークォーツが骨折。これはショックですね…。ボルト手術は無事完了したようで何よりですが、明らかに軽傷ではありません。現役続行に黄信号かと思われます。



【キャロットにおける未勝利馬ファンド継続】

前回の記事でキャロット人気低下の可能性について述べ、その理由として募集価格の上昇と会員の資金減少を挙げたが、資金については他の新規クラブ躍進(DMM、京サラ、YGG、インゼルと非常に活況である)による分散も確実に影響するだろう。

一つ気になる動きがある。キャロットで3歳未勝利戦を勝ち上がれなかった馬は近年おおむねファンド解散となっていたが、今年はファンド継続、地方転出となる馬が多い(8頭。例年5頭程度と記憶している)。出資馬で恐縮だがダート戦で2着と4着1回ずつのミッテルラインが継続。過去の出資馬を見ると同等かそれ以上の成績だったマハーラーニー、フェアビアンカ、スイートレモネード、ニードルズアイは解散であった。判断のラインが下がっている。

個々の馬の能力と適性を見ていると言われればそれまでだが、クラブの方針が変わっている可能性がある。このところやや問答無用のファンド解散を行ってきたが、その理由は「所属馬が多いゆえの入厩頭数制限の問題」とされてきた。しかし今年に関しては勝ち上がり率が低く(5割を切っておりこれは明らか)現役馬数が減ってしまうことが影響しているだろう。

「顧客満足度」の問題もある。少しでも多く走るところを見たいというのは出資者の当然の欲求だが、その可能性を潰してきたのがキャロットである。この傾向が続いたことで会員の満足度は低下し、また「大物狙いはキャロットだが、コツコツ走る馬は他クラブで」という思考が根付いてきたと考えられる(私もその一人で、後者にノルマンディーを活用している)。

地方転出しても規定の勝利数をクリア出来ない馬もおり、JRA1勝クラスで勝負になる馬はさらに限られるため、ファンド継続馬の多少の増加が中央入厩頭数制限を大きく圧迫する可能性は低そうに見える。会員の「すぐ引退しちゃうから、勝てるか微妙そうな馬には出資しない」という思考と天秤に掛ければ「ダメでもチャンスを与えてくれた」となるファンド継続の方が満足度を高めることは明白だろう。

クラブ満足度向上にはレースでの活躍が一番かも知れないが、細かいところも会員は気にしている。サイトの充実を筆頭に会員サービスには定評のあるキャロット。流石の気配り、であろうか。

(過去のファンド継続馬の頭数が不明なので間違っていたら記事が成り立たないですがご容赦下さい。しかしミッテルライン1頭でこれだけ妄想してしまうのだから、未勝利馬ファンド継続はサービスとして絶大な効果があると思いますよ……)



特に関係はありませんがリルネードの栗原舞優さん。来週はラストライブ、頑張って!