こんにちは!湿度が高くて曇ってます。。。夜は雨か。。。。バイク乗りには、つらいですね。
修理例の紹介です。
Z400FXが、オーバーフローでガソリンが漏れると言う事で、入庫!
状況確認します。
話によると、ツーリング後、一晩置いておくと、バイクの下にガソリン溜まりが出来ているとの事!
キャブレターのオーバーホールは最近してあり、もちろんフロートバルブセットも新品に交換しているとの事。。。。。。
コックは常にONの状態との事。
FXのコックは負圧式なのでエンジンが掛からないと、ガソリンが流れない仕組みなのだが、キャブレターチャンバー室の溜まったゴミを、ドレンを開けて清掃する用に、PRI(流れっぱなし)側に、レバーを切り替える事が出来る!
だが、最近は、そちら側には切り替えた覚えが無いらしい。。。
FXで、よくあるフローの原因に、フロートバルブの段付き摩耗による漏れや、チャンバー室内にある、真鍮製のフローパイプに縦クラックが入り、油面に無関係に漏れる事がある!
新品のフロートバルブを組んでも、FXのフロートバルブは、スチール製ゆえに、ゴム製バルブより気密性に劣り、スタンドを出し、傾けただけでも、おもらし、してしまう時もある!
たとえ傾けて漏れたとしても、コックからフロートバルブまでの通路に残っている分が出てしまえば、それ以上がコックが止まっているかぎり、漏れる事はないのだが。。。。
一週間、乗っていなくても、お漏らしが続くとなると、コック。。。。あやしい。。。。
コックに異常がある場合に、チェックする部分がいくつかある!
レバーのシール、ダイアフラムバルブのOリング、ダイアフラムのバネの張り!
これらが正常ならば流続ける事は無い!
タンクを車体より取り外し、コックをじっと見つめると。。。。。。。。
ポタッ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ポタッ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ポタッ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
と、エアーにて乾かしても、乾かしても漏れて来る!!!!!
コックに異常あり! すぐにコック分解に入る!
ダイアフラムのバネも、バルブOリングにも異常は無い!
レバーの奥にある、各通路を分け隔てるシールを確認!!!
じぃ~と見る。。。。。。。。。。。
異常部位発見です!!!
拡大!!!
固く硬化し、シール表面が荒れてます!これでは負圧が掛からなく、バルブが閉じた状態でも、ここからPRIと開通したままになり、少しづづ流れ続けてしまうでしょう!!!
新品の弾力のあるシールへ交換!!他の部位も同時に新品へ交換!
原因箇所も判明し、元通りにコックを組み、取付て、コックからの漏れをチェック!
コックをONの状態で2日間放置しても漏れは無い!!!もちろんPRIにすれば大量に流れます!!
車体にタンクを取付てエンジン始動後2日間放置するも、キャブからの漏れは確認出来ず!
修理完了です!!
無理矢理エンジン停止後に、前後左右に車体を振り回し、車体を左右に大きくバンクさせて見てようやく、少しだけキャブのフローパイプから出てきましたが、通常使用で、ツーリングから帰ってきて、エンジン止めてからそんな事する人はいません。。。。。。。
エンジン不調や、ガソリン漏れなどで、お悩みの方、一度ご相談くださいませ!きっとお役に立てると思います!
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