アンブロワーズ・トマ  歌劇『ミニョン』より「君よ知るや南の国」 | クラシックばっか 時空間

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今日 11月17日(日)は、アンブロワーズ・トマの歌劇『ミニョン』が初演された日です。

シャルル=ルイ=アンブロワーズ・トマ(トーマ)(1811年8月5日 メッス - 1896年2月12日 パリ)は、シャルル・グノー(1818~1893)と並ぶフランスロマン派歌劇の作曲家です。

 

 

 

「君よ知るや南の国」
ーーー 【約 6分】 ーーーーーーーーーーーーー
 

 

https://youtu.be/QLYmicDQHM0


■2019年11月17日 ーーーーーーーーーーーーー



トマの代表作には、アリア「君よ知るや南の国」(第1幕)を含む『ミニョン Mignon』(1866年)と『ハムレット Hamlet』(1868年)などがあり、全20曲のオペラ作品をはじめとして、そのほかにもバレー音楽、室内楽曲、教会音楽、オルフェオン教会のための合唱曲などがあります。

今日ご紹介する歌劇『ミニョン』は3幕のオペラ・コミックです。ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749~1832)の小説「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」を基に、ジュール・バルビエ(1825~1901)が台本を書いています。
初演は1866年の今日11月17日(日)、パリのオペラ=コミック座で行われました。

 

 

物語(全3幕)のあらすじ(ウィキペディアより)は・・・、

  第1幕
吟遊詩人・ロターリオがドイツの田舎街に流れ着き、幼い頃にさらわれて行方不明となった娘を探してここまで流れ着いた過程を詠い上げる。同じ街に来ていた旅芸人一座の座長・ジャルノはミニョンに踊れと命じ、ミニョンが疲れているので踊りたくないと命令を拒否したところ、ジャルノは鞭を取り出してミニョンを打とうとする。そこへ通りかかった学生・ヴィルヘルムが止めに入り、結局はヴィルヘルムが金を払ってミニョンを引き取る。

人々は自由の身となったミニョンを祝福するが、そこへヴィルヘルムが熱愛する女優・フィリーヌと貴族の息子・フレデリックが現れ、フレデリックの伯父である男爵の邸宅で開かれる演劇にヴィルヘルムを誘う。

  第2幕
ヴィルヘルムが自分を単なる子供としか見ていないことを知ってショックを受けたミニョンは、ヴィルヘルムの気を引きたい一心でフィリーヌの舞台衣装をこっそりと身に付ける。そこへヴィルヘルムとフレデリックがフィリーヌを巡って口論をしながら部屋へ入って来る。ミニョンは二人の喧嘩を止めるが、そのことが原因でミニョンはヴィルヘルムに突き放されてしまったうえ、フィリーヌからは衣装を勝手に着たことを責められる。フィリーヌへの嫉妬にさいなまれるミニョンは邸宅の外でロターリオと出会い、一部始終を打ち明ける。

演劇「真夏の夜の夢」は大成功を収め、フィリーヌは満場の拍手で祝福されるが、ロターリオはミニョンに同情する余り邸宅に火を放つ。炎に包まれる邸宅にミニョンが取り残されたことを知ったヴィルヘルムはミニョンを救い出す為に、燃え盛る邸宅へ単身、飛び込んで行く。
 
  第3幕
ヴィルヘルムに助け出されて一命は取り留めたものの、火傷を負ったミニョンはイタリアのとある城で療養することになるが、ヴィルヘルムはミニョンの自分に対する愛を知り、また自分もミニョンを愛していることに気付く。

城に仕える執事のアントニオは、この城の領主は幼い娘をさらわれてから見すぼらしい吟遊詩人に身をやつし、娘を探して各地を放浪するようになったことをヴィルヘルムに打ち明ける。ミニョンが行方不明の娘・スペラータであることを知ったロターリオは正気を取り戻し、三人は喜び合う。そして、ミニョンはヴィルヘルムと結ばれる。」
です。

 

山吹色のガーベラが葉っぱに守られる様に 咲いていました。(小さな庭なのに 今日気がつきました。) _| ̄|○ 

 

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※ トマの歌劇『ミニョン』より「君よ知るや南の国」の歌詞についての詳しい情報【livedoorブログ  日々 遥か】はこちら

 以下【livedoorブログ  日々 遥か】さんよりお借りしました。 

 

 

ドイツ語原文
Kennst du das Land, wo die Zitronen bluhn,
Im dunkeln Laub die Gold-Orangen gluhn,
Ein sanfter Wind vom blauen Himmel weht,
Die Myrte still und hoch der Lorbeer steht?
Kennst du es wohl?
Dahin! dahin
Mocht ich mit dir, o mein Geliebter, ziehn.

Kennst du das Haus? Auf Saulen ruht sein Dach.
Es glanzt der Saal, es schimmert das Gemach,
Und Marmorbilder stehn und sehn mich an:
Was hat man dir, du armes Kind, getan?
Kennst du es wohl?
Dahin! dahin
Mocht ich mit dir, o mein Beschutzer, ziehn.

Kennst du den Berg und seinen Wolkensteg?
Das Maultier sucht im Nebel seinen Weg;
In Hohlen wohnt der Drachen alte Brut;
Es sturzt der Fels und uber ihn die Flut!
Kennst du ihn wohl?
Dahin! dahin
Geht unser Weg! O Vater, las uns ziehn!

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フランス語訳
Connais tu le pays ou fleurit l’oranger,
Le pays des fruits d’or et des roses vermeilles?
Ou la brise est plus douce, et l’oiseau plus leger,
Ou dans toute saison butinent les abeilles,
Ou rayonne et sourit, comme un bien fait de Dieu,
Un eternal printemps sous un ciel toujours bleu?
Helas! Que ne puis je te suivre
Vers ce rivage heureux, d’ou le sort m’exila!
C’est la, c’est la que je voudrais vivre,
Aimer, aimer et mourir!
C’est la que je voudrais vivre, c’est la! Oui, c’est la!

Connais tu la maison ou l’on m’attend la bas?
La salle aux lambris d’or, ou des hommes de marbre
M’appellent dans la nuit en me tendant les bras?
Et la cour ou l’on danse a l’ombre d’un grand arbre,
Et le lac transparent, ou glissent sur les eaux
Mille bateaux legers, pareils a des oiseaux!
Helas! que ne puisje te suivre
Vers ce pays lointain d’ou le sort m’exila!
C’est la, c’est la que je voudrais vivre,
Aimer, aimer et mourir!
C’est la que je voudrais vivre, c’est la! oui, c’est la!

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日本語訳
知っていますか、レモンの花咲くあの国を?
くらい葉蔭にオレンジかがやき
青い空からやわらかな風
天人花はしずかに 月桂樹は高くたつ―
知っていますね?
あの国へ!いとしいひとよ
あなたとともにあの国へ!

知っていますか、円柱に屋根のやすらうあの館?
広間も部屋もあかりがともり
石像がわたしを見つめ問いかける
かわいそうに、なにをされたの?―
知っていますね?
あの国へ!たのみのひとよ、
あなたとともにあの国へ!

知っていますか、あの山を、雲間をとおるあの道を?
霧ふかく騾馬はとまどい
太古の龍が洞に棲み
切り立つ崖に滝が多義散る―
知っていますね?
あの国へ!この道は
あの国へ!父なるひとよ、あなたとともに!

 

 

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今日 日曜日の東の空から1枚です。

 

(ドイツ語やフランス語は全く分からず、日本語さえも危ういのでした。)

 

 

ご訪問 ありがとうございました。

 

今日はこんなこと してました。

ハオルチアの挿し木(時期が遅すぎですけど、練習です。)

 

 

今夜も気温が下がるようです。
どうぞ 暖かくしてお休み下さい。