リスト 交響詩「タッソー、悲劇と勝利」 | クラシックばっか 時空間

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今日 8月28日(水)は、フランツ・リスト(1811~1886)の2番目の交響詩「タッソー、悲劇と勝利」S.96の初演日です。

 

 

 

■交響詩「タッソー、悲劇と勝利」(全曲)
ーーー (約21分) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
演奏:ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=5kEcdyHI3h4

■2019年8月28日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



曲名は、「タッソー、悲嘆と勝利」、「タッソー、悲哀と勝利」、「タッソ、嘆きと凱旋」などの訳が存在します。

タッソー(1544~1595)は、ルネサンス期の叙情詩人で、イタリアのフェラーラのアルフォンゾ公に仕えていました。

1575年の作品「解放されたエルサレム」で広く名声を獲得しましたが、その頃、アルフォンゾ公の妹に恋をし、多くの詩を彼女に捧げたため、兄であるアルフォンゾ公は彼を狂人(精神に異常をきたした者)扱いにし、監禁してしまいます。

1586年に何とか脱出したものの、流浪の身となり、悲惨な生活を送っていました。これを知った法王クレメンスⅧ世は、栄誉ある詩人として褒め讃えるべくローマに招きましたが、時すでに遅く、不幸な生涯を閉じてしまいます。

リストはかつてヴェネツィアの地を訪れた際に、ゴンドラの船頭がタッソーの詩「解放されたエルサレム」の冒頭の詩句を歌うのを聞いて、大変感銘を受けたことがあったといわれています。

本曲のスケッチは完成2年前の1847年8月から始められ、作曲に当たっては、この船頭の歌のメロディーを曲の中心主題にして、最初はピアノ曲の形でまとめはじめました。それが完成したかしないかの時期に、ゲーテの戯曲『タッソー』への序曲の作曲を依頼されたため、それを管弦楽曲に改めました。

1849年にゲーテの生誕100周年祭(ゲーテの誕生日は今日、8月28日です)に当たって、ゲーテの書いた戯曲『タッソー』がヴァイマルで8月28日に上演された際に、その序曲として初演がおこなわれました。1849年の初演後にも何回か手を加え、1854年4月の再演の際にヴァイマルでの最終改訂版(現在の形)となりました。

 


楽曲の構成は、勿論単一楽章ですが、タッソーの悲劇と勝利を表した2部構成の形をとります。第1部では、ハ短調でタッソーの苦悩を描くところから始まり、フェラーラ宮廷でのタッソーの生き生きとした生活ぶりや愛情が表現されます。やがて、タッソーの追放場面となり、彼の悲劇を表した第1部が終わります。第2部は、タッソーの勝利に相当する部分であり、ハ長調の金管楽器の勝利を告げるような場面から開始され、華々しく展開され、高らかな勝利を謳(うた)い挙げられます。

 

 


小さな庭のバラ「マヌウ・メイアン」。これで見納めかもしれません。新しいシュートは出ていません。咲いたのが奇跡です。ありがとう!

 

 

 



フランツ・リスト
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■交響詩「タッソー、悲劇と勝利」より、勝利の部分
ーーー (約5分) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
演奏:ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア

 

 

 

https://youtu.be/5kEcdyHI3h4


■2019年8月28日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

バラ「モーツァルト」もちょっとだけ咲いています。

 

 

 

クレマチス「プリンセス ダイアナ」も咲いています。

 

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