バラ「コンスタンツェ・モーツァルト」 | クラシックばっか 時空間

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作曲者や指揮者、演奏家などに因んだ記事を紹介しています。 日常生活で気づいた場面を写真にしています。

       
  今日6月11日(日)は、小さくて狭いけれど日当たりの良い私の庭で、今年の春(5月下旬)に咲き始めた音楽に関連するバラをご紹介します。

   バラ「コンスタンツェ・モーツアルト」は、ドイツ コルデス社により、2012年に作出されました。

     (6月3日)

 

    淡いグレーピンクの花色をもち、花の直径約7cmの中輪で一枝に5輪ほどの房になって咲きますが、花を少しでも大きく咲かせるために、いつもの癖で小さいつぼみのうちからピンチして、2つか3つにしています。


   (5月25日)

  樹形は半横張性でフロリバンダ系、半剣弁咲きです。大きく開くとクォータード(花心が4重巻き)になります。

   (6月10日)
 
  葉は形が良い濃い緑の照り葉で、黒星(くろほし:黒点)病やうどん粉病に強く、夏の暑さにも耐え、よく育ち、栽培しやすい品種とされます。

    (5月28日)

   私の小さな庭の「コンスタンツェ・モーツァルト」も今のところ黒星(黒斑)病の兆候はありません。
  ただ、花びらは雨に弱く、雨に当たると花びらの各縁が茶色くなってちじれ、見苦しくなってしまいます。

   (6月3日)

 

  2011年のローマ国際コンクールフロリバンダ部門で金賞を受賞し、翌年モーツァルト夫人コンスタンツェ生誕250周年に因んで名づけられました。まだ新しい品種です。


   (6月3日)

 


今日の音楽:
 モーツァルト「ミサ曲 ハ短調」K.427(417a) 


↓ リンク(URL)をクリックしてお聴きください。↓
                
□1□ (動画)(演奏時間:約54分) 古楽器による演奏
■1■モーツァルト「ミサ曲 ハ短調」K.427Mozart: Mass in C minor, K427 | Gardiner - YouTube

 

■20190305  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

■サンパウロ交響楽団 指揮:ナタリー・シュトゥッツマン

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□2□(同上演奏動画)(演奏時間:約52分) 音質、画質明瞭
■2■モーツァルト「ミサ曲 ハ短調」K.427Mozart - Great Mass in C minor / Nathalie Stutzmann - YouTube


□3□(動画)(演奏時間:約57分) ラテン語歌詞字幕付き
■3■モーツァルト「ミサ曲 ハ短調」K.427W.A.Mozart - messa k427 - bernstein - YouTube


  コンスタンツェ・モーツァルト(1762年1月5日~1842年3月6日)は、神童と称えられたオーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1791年12月5日~1756年1月27日)の妻です。また、ドイツの作曲家カール・マリア・フォン・ウェーバーの23歳上の従姉にあたります。

   ウォルフガングとコンスタンツェは、1782年8月に結婚します。ウィーンに転居してからのモーツァルトは、注文を受けてから作曲に取りかかっていました。でも、本「ミサ曲ハ短調」(k.427)は、コンスタンツェとの結婚を神に感謝して自発的に作曲された曲です(未完成)。

 モーツァルトは妻を伴って父親の住むザルツブルグに帰郷します。本「ミサ曲 ハ短調」は、1783年10月26日(または25日)に地元聖ペテロ教会で、未完成の部分を他のミサ曲で補って演奏され、コンスタンツェがソプラノ独唱を披露したとされます。
  おそらく、結婚に反対であった父親レオポルトに、花嫁コンスタンツェを認めさせるねらいがあったと思われます。

 

 

本ブログ内で、10種類のバラ(音楽家などの名前の付いている品種)を紹介しています。① →  こちらから

 


  最後までご覧くださり、ありがとうございました。

    では。また。