自分の病気を受け入れるということ16 | 女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

Riverside Mental Clinic in Tokyo, Japan. Led by Ai Suzuki, MD, MPH, Ph.D, a psychiatrist. Specialized in coaching on women's leadership and treatment by past life therapy and Spiritual Guidance-Based Sessions. Mind-body care for female medical doctors.

皆様、こんにちは。

先日の記事「自分の病気を受け入れるということ15」では、患者様がご自身のご病気の体験をブログ等を通じて共有されることの重要性と、そのご経験はご病気は違っても共通する点があることをお話しさせていただきました。その一例として、最近ブログを始められた小林麻央さんのブログをご紹介させていただきました。

今日はその続きです。

小林麻央さんが、ご自身の乳がんのご治療中のご経験を綴った「解放」という記事も、メンタルのご病気の患者様が通る道のりと共通し共感する点が多いです。リブログでご紹介させていただきますね。

例えば、メンタルの病気でも、その症状のつらさのために、病気になってしまった自分を責めることがあります。うつ状態があるときには特に罪悪感が強くなるので、「○○しなければよかった」とぐるぐると自分を責めながら、人によっては、まるで底なし沼や蟻地獄にはまっていくような感覚すら覚えることがあります。このような病状の時には、葛藤が強くて自分の気持ちを持ち上げることが難しいので、なかなかプラス思考は難しいです。

それが、治療の過程で、ブログにもあるような、心が解放されて「許されていく 」感覚に変わることがあるのです。自分を責め抜いている状態から、それとは真逆の、体の中から許しが生じる状態に変わっていく。個人的な意見ですが、私はこの変化をすごいことだと思っています。生き方が大きく変わっていく瞬間に立ち会わせていただけることを幸せに思います。

麻央さんは痛み止めのお薬を飲まれたときにそのご経験をされたとのことですが、そのきっかけは人それぞれです。でも、許された、という感覚を経験するとき、体が緩むことは共通しています。自分が許されたと感じて心が緩むとき、体も一緒に緩むんですね。

ブログより、

「思ったのです。


何で頑なに
こんなに自分を苦しめる必要が
あったのだろう。

私、悪いことしたから病気になった
わけでもないのに、
なんで勝手に罰みたいに
苦しんでいたのだろう。

不思議なもので、
あんなに苦しんだ痛みは
少しずつ忘れたけれど、

あのときの、
痛みから解放されていく感覚は
きっと一生忘れません。


それほどの意味もないのに、
それほどの理由もないのに、
自分を許さないなんて
あまりに自分に対して可哀想だったと
思います。」


自分の病気を受け入れていく時、自分を心から許すことも、大切な作業の一つになってくるんですね。






ブログを書く励みになるので、よろしければ、読んだよ(^-^)/のクリックをいただけると嬉しいです。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 精神科・心療内科へ


リバーサイドメンタルクリニックのページはこちら

前世療法センターのページはこちら