昨日の記事「親への手紙１」では、リバーサイドメンタルクリニックの患者様のＦ様が、お母様にお手紙をお書きになり、それがきっかけで、お母様が勇気を出して、Ｆ様の望みであったカウンセリングをお受けになることになったことをお話しさせていただきました。
今日はその続きです。
以下に、Ｆ様のお手紙をご紹介させていただきますね。プライバシーを守るために、内容を一部匿名化しておりますのでご了承ください。
「〇〇さま（お母様のお名前）
お久しぶりです。手紙を書くのは一年ぶりですね。
以前、あなたから私が渡した手紙の返事を受け取りました。そして、拝読させてもらいましたが、私の伝えたかったこと・言いたかったことが今回もきちんと伝わっていなかったのだと感じ、とても残念に思いました。
昨年、私は父に対してカウンセリングを受けるように勧めました。ですが、（一度は）父も納得し、カウンセリングの予約も完了したにも関わらず、父からキャンセルしたいとの申し出がありました。これはご存知ですよね。その後、結局一度は行ったようですが、きっとその一度きりだったのだと思います。私が、なぜ父にカウンセリングに行くように勧めたのだと思いますか？」
続きます。
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