メンタルクリニックを卒業するために前世から学び終えるということ 番外編6 | 女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

Riverside Mental Clinic in Tokyo, Japan. Led by Ai Suzuki, MD, MPH, Ph.D, a psychiatrist. Specialized in coaching on women's leadership and treatment by past life therapy and Spiritual Guidance-Based Sessions. Mind-body care for female medical doctors.

皆様、こんにちは。

先日のブログでは、ある20歳代後半の患者様がリバーサイドメンタルクリニックを卒業されたこと、クリニック卒業前に、3000字のレポートを提出してくださり、その最後に、「病気になって良かった、と今では本心から思います。」と書いてくださったことをお話しさせていただきました。

それを拝見し、私は心打たれました。そこで、診察の際に、この文章について尋ねてみました。するとこの患者様は文字通り真顔で、

「ええ、病気になって良かったと本心から思います。何しろ、気づきが増えましたね」

と仰いました。私は感動しました。実はこの方は、職場での上司からのパワハラで休職寸前までいった方で、苦しみながらも、自分の目指す職場環境、部署作りとは何なのだろう、と模索してきたのです。その結果、上司と部下がコミュニケーションを取れることがご自身にとっては最も大切なのだ、と気づかれたのです。更にこの方はレポートに、

「できることなら、今回自分が経験したことを、自分のみのものとせず、次の人、例えば自分が上司になった時には部下などに受け継いでもらいたいし、自分もそうする努力をしていくつもりです。」
  
と書いておいででした。パワハラは非常につらい経験ですが、学びを通して、ご自身が仕事で目指す方向がはっきりと見えてきたのです。しかも、自分も周りの人も幸せを増やすことができる方向を見つけることになりました。私は、この方が将来上司という立場に就いたとき、部下の方は幸せだろうな、と思い描きました。

この方に、「いよいよ卒業ですね」とお声をかけたところ、僭越ながら、笑顔で、

「ええ、嬉しいですが、先生とこうしてお会いできなくなるのはさびしいです。とても良い経験だったので」

と言ってくださいました。本当にありがたく恐縮でした。

この方にとって、メンタルのご病気をされた時は、人生の転機だったのだと思います。長い苦しみのトンネルを抜けて、そこを出た時には、まぶしく、心が明るくなる場所に出ることができました。

S様、ご卒業、本当におめでとうございます。





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