昨日のブログでは、中野めぐみさん（30歳・仮名）が今後、どんな形で仕事をしたいか、カウンセリングを続けながら考えることになったことをお話しさせていただきました。
今日はその続きです。
先日のブログにもご紹介させていただいたように、記憶の書き換えのフォローアップの際、私は中野さんに、
「書き換えた記憶を元にすると、中野さんにとって、自分の思いや意見を表現できることはとても重要です。それができればあなたは生きますが、それができなければ死んだも同然です。
将来、どのような仕事をするにせよ、 自分の思いや意見を表現できるようにすること、この点だけは絶対に死守する必要があります。」
とお伝えしていました。
中野さんがこれまで正社員として働いたのは前の会社一ヵ所のみで、10年程働きました。退職後、体調をみながら受けていた派遣の仕事は、様々な分野で販売の経験をするのに役立ちました。ただ、中野さんはそろそろ、固定の仕事に就くことを望むようになっていました。
カウンセリングの中で、もし今後会社で働くことになった場合には、現場での仕事を望むこと、前の会社で経験したエリアマネージャーなどの、業界ではキャリアと呼ばれる管理職は志向しないこともわかってきました。
また、起業して自分のお店をオープンするというオプションも出てきました。
企業に就職した場合、収入の安定感はあるかもしれませんが、起業と比べると、自分の思いを伝えにくくなる可能性があります。
自分のお店をオープンした場合には、自分の意見が基本的に全て通ることになります。ですが、起業にはリスクも伴いますし、成功するかどうか、やってみないとわかりません。
中野さんには将来に対する不安が強かったため、将来の選択の手助けとするために、私は未来世療法を提案させていただくことにしました。
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