皆様、こんにちは。
先日のブログ
では、中野めぐみさん(30歳・仮名)の記憶の書き換えの様子について、続けて書かせていただきました。赤絨毯の敷かれたお城の廊下で、ルイを見かけてほんの少し言葉を交わした後、一人でお気に入りのお庭を眺めていたイザベルさんは、ふいに立ち上がって、ドレスの裾を上げて歩き出しました。
今日はその続きです。
イザベルさんは、階段を上がり、廊下に出るドアを開けました。ルイはまだ、お庭を見ていました。イザベルさんはルイの横に並びました。
ルイは独り言のように「綺麗なお庭だ・・・」と呟きました。
イザベルさんは少し考え、一呼吸置き、勇気を出してルイを
「とっておきの場所で見ますか?」
と誘いました。
ルイはビックリして表情でイザベルさんを見ました。この時初めてイザベルさんがここの城主の娘(姫)だと気づいたのです。
片膝をついてお詫びをしたルイに、イザベルさんはクスクスと笑い、「ついて来てください♪」と言いました。
イザベルさんは自分のそういう行動に自分自身でびっくりしていました。頬を赤らめ、照れたように、中野さんの口を通じて「うわっ、私いつもなら絶対こんなことしないのに」とつぶやきました。
イザベルさんは、ルイをいつもの階段に彼を連れて行きました。お気に入りのお庭を一番きれいに見ることができる、秘密の階段です。
ルイは階段につくと感動しました。「素敵だ!」っと叫んで、庭に駆け出し走りました。くるっと振り返ると、ルイは「ここのお花は喜んでいる(^^)」っと真剣にイザベルさんに伝えました。
イザベルさんは、自分が大好きな場所を、ルイが真剣に褒めてくれた事が、とても嬉しくなりました。
続きます。
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