この前のブログの、社外品を使わない範囲でのWRの車高調整(ローダウン)。
社外品を使う方法はローダウンスプリングやローダウンリンクへの交換があると思うのですが、純正パーツの調整範囲でのローダウンはフロントはクランプを緩めてシェルケースの取り付け位置を下げるのは割と知られていると思うのですが、リアは、WRの場合ショックの全長を変える事によって多少のローダウン(やハイトアップ)が可能になります。
やり方はショック下のロックナットを緩めてこのコの字型のパーツをクルクル回して全長を短くするという方法。
サービスマニュアルにはないのですが、出荷時の車高の補正でここが調整されているとかどこかで見た気がします。(真偽はわからないですが…)
どこまで下げられるかですが、減衰力の伸び側のダイヤルを最大調整値の全締めから25クリックまで緩めておいてからそこに触るまでの範囲でコの字型のパーツを調整すれば下げすぎて減衰力調整出来ないという事はないと思います。
リアのハイリフトに関してはやる人はあまりいないと思いますが、ネジ山のかかり具合見ながらやった方がいいと思います。(具体的な調整範囲やかかり具合は自己責任でお願いします)
フロントは割とよく見るようにシェルケースの取り付け位置変更での調整。
それに対してリアは調整した部分(ショックの全長)がリンクを介する事になるので変化した数字=そのまんまの数字の車高にはならないので注意が必要かも。
リアタイヤのストロークが25、6cmでショック自体のフルストロークの量がどれくらいか、それで比率見れば何ミリ動かせば何センチくらい下がるのか分かる気がします。(頭の良い方はリンクの長さや位置関係から計算してください)
なんとなくで測りましたが1.5cmくらいは下がりました。(Rの方が5mm全長が長い状態になっているのでその分多くローダウン出来るのかも)
浮かせなくても同じ条件で測れば同じ結果が得られるのかな?
このショックの全長変更での車高調整のメリットを考えると、ローダウンリンクだと一部の調整式を除くとローダウン量が一定なのに対してこの方式だとプリロードを変えずに車高の調整が出来るとかリンクの長さが変わらないので乗った感じがそれほど変わらない(のではなかろうか?鈍感なもので謎ですが)とかなのかな?と思います。
ローダウンリンク持っているのですが取り付けたことがなく話で聞いたことしかないのですが、ローダウンリンクを入れるとリアが柔らかい感じになるらしいのでそういうのが嫌な方はこちらの全長の調整でのローダウンの方がいいのかも。(調整幅は小さいかもですが)
…とまぁざっと書きましたが社外品を使わないローダウン方法に関してはこんな感じです。
調整は一応リアサスを外さなくても出来るのですが、ナットが異様に固く締まっていたり固着している可能性もあるのでリアサス外しておいて調整した方が楽で確実なのかも。
…と使いそうな工具のサイズ
片手で保持しながら撮影なので大体ですが…
では。