移民アレルギーが多い日本。

とかく頭ごなし「移民反対」ではなく、1つ現実的な課題についてみてみたいと思います

 

【人口減少・少子化問題はとんでもない問題を含んでいる】

人口減少・少子化がどのくらい日本に痛手なのでしょうか?

移民アレルギーの方にはぜひ知ってもらいたいです。

まとめると2点。

・人口減少は消費者数の減少である、つまりマーケットの縮小だ

・人口減少は労働者数の減少である、製造業、建築業など人間系作業は人がいないと成り立たないのだ

 

一番は円安と大きく関わるので、以下にシュミレーション解説しますと、

1.円安になっている

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2.何もかも輸入に頼っているので物価が上がる

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3.じゃぁ国外に工場拠点持っていたメーカーや製造業は国内に移そう!

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4.建築は人手不足(全国で10代の建築従事者は2024年で200人だそうです、涙)

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5.外国人に来てもらおう!

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6.円安なので出稼ぎしたくない

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7.どうしよう・・・

 

「3.」に注目です。工場を作るには、単に建設業だけではありません。

工場内で稼働する機械を製造する会社も関わりますが、

その製造業も人手不足です。なり手がいないのです。

さらに製造業の機械の材料は、輸入に頼っています。

仮に、国内拠点できたとしても、「人口減少=マーケットの縮小」なので

工場設備投資代を予定よりも長い時間をかけて回収しなければならず、果たして企業は財務が持つのでしょうか?

 
【自給率を上げて食べ物も国内生産へ!】
これも残念ながら非常にハードルが高い。
ネガティブ要素が多いのです。
少々農業経験をしたことがある私からすると、ネックなのはJA。JAを解体しなければ、国内農業の繁栄はありえませんが、政治と老害が許さないでしょう。
それはさておき、
人口減少の視点で、国内生産が難しい。
 
1.国内農家を盛り上げよう!補助金出そう!
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2.農業機械が必要だ!機械化で人手不足解消!(ちなみに、農業で機械化する場合は圃場自体を機械化に合わせて作り直す必要がありますので、膨大な設備投資がひつようです)
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3.機械を発注する!
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4.機械の生産拠点は海外で~す
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5.機械代が凄い高い
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6.回収するのに何十年かかるのか・・・
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7.生産物をスーパーへ届けよう!
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8.運送会社が人手不足
 
そう、何をするにも人手不足、少子化、人口減少が大変な影響力を持っているのです。
もちろん、日本と同じ大きさの領土で特に問題になっていない国もありますね。
ニュージーランド、英国などです。
ですが・・・
・ニュージーランド
 ワーホリが季節労働者として活躍。そもそも小人口での社会構造の構築が行われている
・英国
 メイン産業は金融なので、人手不足は日本ほどではない。また、元植民地のインドなどからも移民が多い
 
それでも移民アレルギー派は、他国の移民政策の失敗例をあげるでしょうが、
その失敗例をそのまま日本がやるのでしょうか?人柱と捉えればよいのでは?
ですね。