日本の失われた30年の根本的な原因を理解している人は少ない気がする。

老害が原因、既得特権、教育、マスコミ、いろいろ言われているが、それらは原因の表面的な派生物でしかない。

実はいくつかの原因が相互に影響しあって今があることに気づかなければ、今後の日本は絶対に変わる事はない。

「変わる事がない」と断言できるほど、この根本的な原因はあまりにも根深いのだ。

 

■根本的な原因の概念の説明

 「根本的な原因」には、大きく2つ分かれる。

複数のサブ原因とメイン原因だ。この2つの要素をもって「根本的な原因」と言える。繰り返すが、老害、既得特権、教育、マスコミなどのいろいろな問題は、所詮は派生物に過ぎない。

 

■サブ原因たち

ー1.島国・単一民族であること

 島国・単一民族であることは幸いもしつつ、日本人を世間知らずの井の中の蛙にしてしまった。もちろん、メリットも例えば、治安の良さ、常識が通る、マナーなどがあげられるが、それらは日本を構成しているのが日本人しかいないという理由にすぎない。つまり、他民族や他宗教の人間がいればそうはいかないのである。ここで中には「いや、イギリスはどうなんだ?島国だよ。スリランカも島国だ!」。この認識自体が世間知らずなのだ。

 

・イギリス 元植民地のインド人、アフリカ系黒人、アラブ系など実は多種多様。さらにはEU人も。またイギリスは「1つの政府、4つの王国」で構成されており、英国政府1つがあるが、実際はイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの4つの国で構成されているのだ。宗教もインド人もいるので、ヒンドゥー、スーフィー、ムスリム、キリストなど街の中にはビジュアルとして4つの宗教が確認できる。

 

・スリランカ 簡単にはドラビタ人とシンハラ人として2種類の民族がいる。また、キリスト、ヒンドゥー、イスラム、仏教の4つの宗教があり、街の中にはキリスト教会の横にヒンドゥー寺院が隣接するなど共存している。

 

他にも上げるときりがないが、このように、島国・単一民族というのはレアケースなのだ。

一応、知らない人のためにも書くと、中国は漢民族98%と言われているが、それは共産党が統率をとるための方言で、実際にモンゴル付近の北方は遊牧系、南方は元シャム国系と少数民族が多数、チベットはご存じのとおり、西安から西は元遊牧系のイスラム教徒だ。

 

話を戻して、仮に日本が諸外国の移民や宗教を受け入れていたらどうなるだろう?

・日本人の常識はなくなる

・マナーは薄まる

・同調圧力は薄まる

・治安が悪くなる?→これはわからない。どのような移民政策などをとるかによるだろう。

・前例主義がなくなる

・自己主張が強くなる

実際に他国はそのようであるから、同じような現象が起こると予想できるが、それらが失われた30年の原因の1つではないだろうか?前例主義、同調圧力、常識、マナー。これらが社会や経済、企業の体質を硬直化させていないだろうか?

 

続く・・・