こんにちは、みなさんは衣替えもうお済ですか?

学校の制服も6月から夏服セーラーへ切替えですね。

当社のPAC住宅も、冬モードから夏モードへ住まいの衣替えの季節です。

 

家も衣替えきゃはっ  どうしてその必要があるの? 

 

今日は住宅の衣替えについて、『やっと出会えた本物の家』より一部紹介させて頂きます。

 

 

家家家

住宅の衣替え。

 

住宅の衣替えの必然性は断熱のジレンマにあります。

 

最近の傾向として断熱性を高め気密化を計れば、いい家との錯覚が顕著なようです。

 

断熱の方法論も重要なことなのですが、それ以前に、断熱だけでは解決できないジレンマについて少し考えてみましょう。

 

 

 

 

断熱とは熱的に空間を区分することです。

 

断熱は、その区分された空間に単に熱を入れない、空間から熱を出さない、という役割を果たしているだけです。

 

必要な熱は採り入れて不必要な熱は拒絶するとか、有用な熱は逃がさないで不要な熱だけ逃がす、という器用なことはできません。単純に、入れない出さない、それしかできないのです。

 

 

ここから、冬も夏も、ジレンマが生じます。

 

一例を挙げれば、冬、太陽熱を採り入れたくても、断熱された面からは採れません。

 

夏も、室内にこもった熱は、断熱により逃げられません。

 

現在の断熱住宅のほとんどは、機械設備を前提として成り立っていますし、それが前提の省エネルギーなのです。

 

断熱のジレンマの中で、最優先に解決したいのは、夏と冬そして昼と夜のジレンマでしょう。

 

 

         冬  昼

 

 

 

夏は、外からの太陽熱を防ぎたい、冬はそれを採り入れたい。夏の昼間と夜間もジレンマに悩まされます。

 

夜間の涼しさは欲しく、昼間の暑さはカットしたいのですから。

 

冬の昼間の太陽熱は受け入れたい、しかし、夜間の冷気は防止したい、と矛盾だらけです。

 

この矛盾解決を現代住宅では、暖冷房機械で行っているわけです。建物側では何もなされていません。

 

 

これに対してパッシブな家は、この断熱のジレンマを建築的手法で解決しようとしています。

 

例えば、冬の太陽熱は受け入れるが、夏の太陽熱はすぐに排出する。

 

夏の夜間の涼しさは採り込むが、冬の夜間の冷たさは受け入れない。

 

冬、昼間の暖かさは採り込むが夜の寒さは受け入れない。

 

夏、昼の暑さはカットするが夜の涼しさは採り込む、といった相互の矛盾を建物の衣替えで対処します。

 

 

 

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