森 海渡&麻利沙
👑Kaito王子とMarisa姫 王室な日々👑
第4話 人前で話す恐怖
王宮の大広間。大勢の貴族や家臣が並び、KaitoとMarisaが初めて民衆の前で挨拶をすることになった。
司会役の大臣:「これより、若き王子と姫からのご挨拶です!」
(会場から大きな拍手。視線が二人に集中する。)
Kaito:(立ち上がるが、足がすくむ)「……っ。な、なんだこのプレッシャー…心臓が飛び出しそうだ。」
Marisa:(髪を整えつつも小声で)「Kaito、大丈夫? 顔が真っ青よ…。」
Kaito:「声が…震えて出ない…。」
Marisa:(自分の手も少し震えているのを見て)「私だって怖い。でも、私たちが逃げたら国民を不安にさせちゃう。」
舞台袖にて、宮廷医師がそっと現れる
宮廷医師:「お二人とも、大勢の前に立つ恐怖で体が固まっているようですね。
そんなときにはこれが良いでしょう。」
Kaito:「またレメディーか?」
宮廷医師:「はい。**Gelsemium(ジェルセミウム)**です。
大勢の前での極度の緊張や震え、プレッシャーによる頭の真っ白な状態を和らげてくれます。」
Marisa:「それ…今の私たちに必要だわ。」
(KaitoとMarisaがレメディーを口に含む)
Kaito:(深呼吸して)「……少し落ち着いた。足の震えが和らいできた気がする。」
Marisa:「私も…胸の詰まりが軽くなった。Kaito、一緒に行きましょう。」
Kaito:(力強くうなずき)「ああ。二人ならできる。」
再び壇上へ。
Kaito:「みなさん、私たちを温かく迎えてくれてありがとう。」
Marisa:「私たちは、皆さまと共に国を守り、未来を築いていきます。」
(堂々とした声に、会場から再び拍手が沸き起こる)
人前で話す恐怖を乗り越えた二人。レメディーと互いの支えが、王族としての第一歩を後押ししてくれた。
この回のレメディー:Gelsemium(ジェルセミウム)
人前での極度の緊張、手足の震え、頭が真っ白になるような状態に。落ち着きを取り戻すサポートとなる。