やってあげてるという気持ち  | ホメオパシー ビューティー ラボラトリィ 912

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KANAZAWA HOMOEOPATHY
912 Queenie Laboratory

接客業をしていてお客さんの対応が疲れる


という愚痴を聞いて(これ私も言いますけど)森君がこれに一言答えました。


「やってあげてると思うから疲れるんだよ、やらせて頂いてると思うと疲れない」


なるほど。おこがましいというわけですね。


ついつい我が前に出てしまうと、このおれさまがやってあげてるのに


なんで文句いうんだ、くらいの尊大な気持ちになってしまうのかも知れません。


自分にとって都合のよいお客しかこないなら、それは疲れないでしょうけど


技術の向上にはつながりません。


「職場でちょっとでも上司に言われるのがいや!」も同じです。


言われたからとぶす~っとしていては、いつまでたっても


仕事が身につかないし、人材としてどこにも通用しなくなります。


こういう人に限って棚ボタばかり期待しますが、やることやってない、


ベースのない上にチャンスがやってきても気づきもしないでしょう。

(タナボタの話、私が言ったんじゃないです。ある女性社長が言いました。)



森君語録、けっこう面白いです。


考え方に困ったときは、彼を辞書として頼ってしまいます。



ホメオパスの心構えとして習うのは、慈悲のこころ。


目の前に来たクライアントさんが用があって来たのではなく、


ホメオパスが用があって来ていただいてるという考え方をします。


来るもの拒まず去るもの追わず。


で、ホメオパシーのレメディーがクライアントさん自身の治癒力のスイッチを


いれるので、ホメオパスがすごいというわけではないです。


すごいのは、クライアントさんの持ってる治癒力です。



ホメオパスとして勉強して腕が上がってくると、選択するレメディーがより適切に


なってきて、治癒力アップが早まって症状がよくなったとしても、


治してやったとは決して思わないのです。


治すほどにクライアントさんが自分でやらなければいけない課題を


ホメオパスがカルマとして受け取ってしまうらしいので、治してはいけないが極論かも。



ホメオパシーを勉強していると、すごいものを知ったような気持ちになるんじゃないかと


クライアントさんに指摘されたことがありますが、とんでもないですよ。


バレチューム的俺様思考でいけばそうなるかもですが、そうとも限りません。


(これでいけば俺様が通用しない相手が目の前に来たら焦りそうですね)


勉強すればするほど、治癒の過程をみればみるほど、


まだまだ勉強しなければならない課題が出てきて、


謙虚な気持ちになることも多いです。


これは、ホメオパシーの師匠である由井寅子先生が


日々研鑽されている由縁だと思います。


由井先生、キャラで誤解されやすいかも知れませんが、謙虚な方です。



私と森君、ひとまわり離れてますが、夫婦の会話はこんな話題が中心です。


タイプの違う人が聞けばなんて理屈くさい、と感じるとは思いますが、


こういうところが一番知りたい私としては、ここちよい会話です。