昨日書いた春秋航空の話
(上海便の格安航空券)
は、素直に『なるほど』と感じていただけた
と思うのですが、
今日の話は、抵抗を感じる方が多いかも知れません。
過去に、中国で商品を製造しようとして
痛い目に会った経験をお持ちの会社さんは
非常に多いと思います。
実は僕も、過去に相当苦しみました。
でも、それを克服していく過程での、
中国経験や考え方の変化、そして中国の仲間が、
今では僕の財産だと思っていますので
ある意味、感謝していますが・・
いま冷静に考えれば、そもそも、
世界でも異常なまでに高品質が常識化しており、
物作りでは神経質な要求が当然の日本人が、
安さだけに釣られて、安易に中国で作ろうと
思うこと自体に、無理があった訳ですが・・
しかし
『度肝を抜く安さ』は、
人間の本能(素直な欲求)を揺さぶりますから
国民性や常識を問わず、魅かれてしまうのです。
4~5年前の話ですが、
中国での発注先を決めるために
新規の工場に行って、細かい要望を話すと
発注金額が大きければ(利益が出そうな話なら)
「全く問題ない。うちの品質はとても高い。」と
自信満々に言い放ちます。
日本人は、その言葉を鵜呑みにして
痛い目に会ってきた訳です(笑)
最初こそ『中国人は人をだまして商売する』と
怒りを覚えましたが、
中国人側には、だましているつもりは、全くないんです。
そもそも高品質という言葉のモノサシ(常識)が
違います。
期日を守ることの重要度合いも、日本人とは常識が
違う習慣の中で生活しているのです。
文句を言われても、まさか2~3日遅れたぐらいで
本気で怒ってるなんて、想像もできないのです。
しかもその日本人(私)は、
高品質で作る工場が沢山ある日本から、
安さというニーズを求めて、
わざわざ中国まで来ている訳です。
もしも当時の中国の工場が、
安くて日本並みの品質を簡単に作れるならば、
とっくに中国が、
日本よりも先進国になっていることぐらい、
小学生でも理解できたことです。
まさか、発注している日本人が、
小学生よりも頭が悪いだなんて、
中国人側は
夢にも思ってない訳です。
<長くなるので、後半に続きます>

