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まちけん~バレエからの視点を主軸に

『まちけん』へようこそ!町田樹研究blogです。
町田樹さんを深く尊敬し、その人となりと、生み出される作品を深く考察する。研究者さんを研究します。

 お久しぶりの更新です。

 

シリーズ物も途中のまま、滞ってしまって申し訳ない。

 

そうこうしているうちに

全日本選手権の死闘の結果を受け

平昌五輪の代表選手が決まり、

2018年が幕を開けた。

 

 

 そうして、年が変わったばかりの元日の夜、

町田樹出演、

テレビ東京系『みらいのつくりかた 新春SP』が放映された。

 

だいぶ月日が流れてしまったが、漸くその感想を書いてみる。

 

 

 

 

 屋形船。

 

事前に情報が流れていた、とは言え

主役級インパクトは何といっても『屋形船』だろう。

 

何故?何故屋形船なのか?

わからない。

わからないが、何となくいい。

私も是非乗ってみたい、

いい雰囲気。

 

同じ船に乗る、という事はつかの間の運命共同体だ。

乗り合わせた3人は、

船木和喜、武井壮、町田樹。

彼らの前には伊勢海老など、目にも鮮やかなご馳走が並んでいる。

美味しそう……

ここはやっぱり、日本酒だな~。

 

 

あ、これは私の願望でした。

 

収録時に飲んでいたかは分からないが、、

話は和やかに、時には熱く弾んでいた。

 

この人選。

 

テレビ東京のこの番組のプロデューサー?ディレクター?が

冬季五輪イヤーの今年、話を聞きたい人、という事で

(お気に入りの?)町田君がキャスティングされ、

その彼が会ってみたい、話を聞きたい、という船木さんが

呼ばれた、の流れのようだった。

 

そしてそこに、何故か武井壮。

彼は、冬季五輪のレジェンドでは無い筈で

どういう訳でそこに加わったか?

先の二人ではちょっと固いので、

盛り上げエンタメ要素を加えたかったのか?

まあでも、武井さんは色んなことに対して

意欲的に自分の意見を発信し、

その内容もなるほど、と思わせる。

頭のいい人なので、別に私に不満は無い。

 

町田君と衣装が若干かぶり、との気遣いを見せてくれたし。

 

その衣装だが、元日、と言うので

羽織袴、しかもペイズリー模様かも!!と私も期待したが、

至極まともな(!)

黒タートルネックにゴマ塩の様な(笑)のジャケット、

黒ズボン、黒コートであった。

 

その姿で水面を眺め、船木を待っていた。

 

『ふなきぃ~~……』と言いながら。

(ウソ)

『俺じゃないよ~~船木だよ……』と言いながら。

(ダカラウソダッテ)

 

カーニバルオンアイスの演目や

登場の仕方でもおふざけ予想が有ったように、

私を含め、ファンは、かなりウケ狙いに走る傾向がある。

まあそれも、過去に、町田君があまりにも

予想の斜め上を行っていたからなのだが。

それもファン同士の一つの楽しみなのである。

 

衣装の事はこれくらいにしておいて。

 

 

町田君は、解説の時よりもリラックスしていた。

(解説がダメだった、とは言ってませんよ~町田君ならではの視点が

とても良かったです)

それはやはり、相手が目の前にいるからこそで、

会話のキャッチボールを楽しみ、

自分の言いたいことを伝えるのを楽しんでいるように見えた。

 

たくさんの興味深い、印象的な言葉があった。

 

自分は今、ネクストステージに進んでいる

ソチの頃の自分が10年くらい昔のように感じる

 

そうかもしれないね。

3年しか?いやもう3年も経った?

感じ方は人それぞれだが、

町田君の場合は現役引退、大学院入学、と言う

大きな環境の変化が有り、

研究に勤しみ論文を書き発表し、

ショーにも自らの作品を引っ提げて出演。

プライベートでも色々と新鮮なことが有っただろうし。

感慨深そうな表情だった。

 

 

フィギュアスケートは総合芸術

総合芸術である条件は?

スポーツじゃなくてもいいんじゃないか?

スポーツであることの条件は?

自分がフィギュアスケートをやっていることのアイデンティティーが揺らいだ

 

正確じゃないけど、こんなことを言っていた。

こんな事を悩み、現役引退に至ったんだ。

船木さんは、『真面目だなあ』と笑ってたけど

本当に、真面目で突き詰めて考える人だ。町田くんは。

 

プログラムは消耗品じゃない

磨けば磨く程光る

 

この言葉に救われた、と。

これを言ったのは、誰なんでしょうね?

ミルズ先生?

ご存知の方、教えて頂ければ幸いです。

 

 

船木さんが42歳の今でも現役であることを

私は知らなかった!

郷里の北海道余市町の特産のリンゴを生かした

アップルパイ作りの会社を興し

デパート等で自らも店頭に立ち、売っているのは知っていたけど。

後進のために支援や指導を熱心にされて、

現役選手の言葉は重い、の信念の下

トレーニングし現役の技術や身体を維持し、

何を発信するのか強い意識を持って活動されている。

今年の目標は、日本国内で優勝する事だそうだ。

 

素晴らしい。

 

私達は日本選手の世界での成績に一喜一憂し、

下位の成績だと、

無責任にボロクソに言うけれど、

練習環境(特に冬のスポーツは)が整わなければ

難しい事を理解し、

支援する姿勢を持たなければいけないなあ、と思った。

大金をポン!と出すのは無理でも、

船木さんの様な人を応援する事は出来るよね。

 

 

町田くんも、今年の目標を力強く語ってくれた。

 

振付家として

実演家として

大学院生として

120%邁進する

 

まあ、何て力強い!

『振付家』を本人の口からきいたのは、

私は初めての様な気が。

そしたら、他のスケーターにも振り付ける、って解釈で良い!?

オリンピック見てたら、

この選手のフリープログラムは町田樹振付『ドン・キ・ホーテ』です!とかなるの?

エライ楽しみやん!

 

『実演家』も馴染みの無い言葉だな。

流石町田君。

 

 

ファンは、元日の屋形船の上の

町田くんのこの言葉を聞いたら

感涙にむせぶしかない。

この充実の表情、言葉。

今、彼は自分の選択、進んでいる道に

確固たる自信が有るのだろう。

 

 

元日からこんないいものを見せてもらって、

2018年、良い年になりそうな気がする。

町田ファンへのお年玉だ、この『みらいのつくりかた』は。

 

 

そして、町田ファンは、春のPIWへの期待が高まる。

期待してろよ、又驚かせるぜ!の挑戦的な笑みにも、

私には見えた。