ひとまず否決されましたが、この後どうなることやら…

辞める予定の総理の下でなすすべを知らない私達国民…

海外からは一層冷ややかな目で見られることでしょうが、少しでも早く原発事故が収束に向かい、被災者支援が進展することを願わずにはいられません。

議員たちよ、政局に惑わされるな。信念を貫け。
S氏のブログ-110521_1830~01.jpg

さて、震災の真相2を記してからもうほぼ1ヶ月が経ちましたあせる

ようやく最近になってメルトダウンやWSPEEDI(広域拡散予測)が一部公表されましたが、これによるパニックは全くと言っていいほど起きませんでした。

多くの人たちは危機的状況に慣れてしまい、危機感を欠如させてしまっているのではないでしょうか?

政府(or官僚etc.)が巧かったといえばそれまでですが、これは逆に恐ろしいことです…

状況は悪いのです。

文部科学省が先日一部公表したWSPEEDI(画像参照、文科省→震災関連→SPEEDI→3月25日→ヨウ素131の表面沈着量積算値)によれば、3月25日の時点で東京を含む非常に広域の地域が放射性ヨウ素の高濃度沈着区域と予測されてしまっています。

しかし、熱々ドロドロの炉心に水をかけるという、まさに終わりが見えない「焼け石に水大作戦」によりいまだに大量の水蒸気が発生し続けています。

もちろんその中には多くの放射性物質が含まれており、水素爆発時より少ないとはいえ、放射性物質は風に乗り、拡散され続けているのです(このあたりは民主党の平智之議員も指摘し、あえて何もしない等の代替案を提案しています。)。

まあ状況は悪化の一途を辿っているのです。そのあたりに現時点でのWSPEEDIの発表を渋り続ける理由があるのかもしれませんが…

煽っているわけではありませんが、自分で情報を収集し、現実を把握した上で、自分の身は自分で守った方が良いと思います。

さらに、逆に、突如国民的パニックが起こる可能性も考えて備えておくべきでしょう。

ところで、僕は大学で新型原子炉システムを研究している教授もいる化学工学系の学科に所属しています。

しかし、昔から原発には反対の立場でした。理由は地震大国の日本にとって原発は危険すぎるから、ただそれだけです。

他の教授が言っていた「原発は猛獣だ。人が扱うには早すぎる。」という考え、まさにその通りだと思います。

まあ、今頃総論的なことを語ってもしょうがないので、化学の観点で僕が抱いている懸念すべき点を記します。

まず、放射性物質と疾病の関係に着目すると、チェルノブイリで子どもの甲状腺がんが極端に増えたことは有名ですが、スリーマイル島では奇形の動植物の発生、フランスのラ・アーグ再処理工場周辺では奇形の魚や子どもの白血病の増加等が報告されています。

これらを考える際、放射性物質の放つ放射線と各放射性物質固有の特質をあわせて捉える必要があると思います。

放射線を浴びることにより、一般的に白血病やガンのリスクが高まります。しかしこの浴び方が各放射線物質によって異なるのです。

甲状腺ガンの原因となるのはヨウ素131だとされており、先述のWSPEEDIで3月15日現在の幼児(1歳未満)のヨウ素131による甲状腺等価線量が掲載されています。

このヨウ素131の半減期は8.04日と非常に短いのです。

これは、つまり一気に崩壊する分、一気に放射線を出すということであり、このせいでがんが引き起こされたと言えます。

しかし今なお、長期被爆による影響が懸念されるセシウム137や、強毒性とされるプルトニウムを始めとして様々な種類の放射性物質が放出されているとされます。

特にプルトニウムは半減期が2万4000年と、とてつもなく長いものの、放出するのがα線という非常に強い放射線であるためかなり危険だと一般に言われています。

ただ、これらの物質の人間に与える実際の影響は未知数なのです。

ヨウ素131の害は、チェルノブイリ事故の4年後から急増したがん患者たちによって始めて証明されたのです。

なお、このヨウ素の摂取源は牛乳だとされていますし、フランスでの白血病の増加も汚染された魚介類を摂取したこととの関連性が疑われます。その点で前回記したように食料品には注意を払う必要があるのです。

しかし、つまるところ、数十年経ってから起きるかもしれない健康被害や、これまで、あまり漏れ出たことのないとされるプルトニウムなどについて人間へ与える影響は分からないのです。

先日、国はプルトニウムは原発から10km圏内でもほぼ検出されなかったと発表しました。しかし、これまでの公表経緯からして、これも素直には信じがたい内容です。

今回、水素爆発した3号炉の中にプルトニウムが存在していたのは事実ですし、飛んでいっても重いからすぐに落ちる、すなわち遠くにはいかないというのも定かではありません。風のある空気や海、川に混じった場合など、流れに乗って遠くまで運ばれる可能性が十分考えられます。

また、あまり危険性が指摘されていない放射性物質の中にも人間に重大な影響を与えるものがあるかもしれません。

これから梅雨の時期に入ります。放射性物質の拡散情報には念のため注意する必要があると思います。

また、福井県では今日から高速増殖炉もんじゅの修理に関する準備作業も始まりました。6月の中旬に予定される本作業は非常に困難なものであり、福島第一での水素爆発をも上回る規模のナトリウム爆発のリスクも伴うとされます。こちらの動向にも注意が必要です。


以上です。今回も稚拙な長文をお読み頂きありがとうございます。
今回は、震災に関わる食料品への影響を取り上げます。

私はいわゆる風評被害報道に疑問を感じています。

通常、風評被害は根も葉もない噂にまつわる損害、つまりO-157騒動における貝割れ大根に代表されるようなものを指します。

貝割れ大根は1%たりともO-157とは関係なかったとされている一方、今回の風評被害食料品は少なからず放射性物質汚染を受けている可能性が高いのです。

さらに以下のような現実が存在します。(一部誤った部分があるかもしれませんが、大筋以下の事実が一部のメディアで報道されています。詳しくは各自お調べ下さい。)

1、産地偽装

台湾が兵庫県産の野菜を輸入→台湾が野菜を調査→放射線検出→兵庫県産野菜を輸入停止→兵庫県産が県内産野菜を調査→放射線不検出→流通調査により兵庫県産ではなく福島近辺産と判明

2、適当な牛乳

福島県産の牛乳は相馬の牛乳から放射性物質が検出され、しばらくは出荷自粛→福島県内の様々な地域牛乳を混ぜて調査すると放射性物質の量が規定値を下回ったので安全だと発表

3、謎の流通

出荷制限されているはずの野菜が都内で販売

確かに、大多数の食料品はまだ、人間(大人)に影響するほどの放射性物質は含んでいないと思いますし、大多数の農家、漁師の方の心労及び実質的被害は察するに余りあります。

しかし、これは風評というより、実害と認めるべき事態にあると考えるのが正当ではないでしょうか?

次回は、海外で認められた放射性物質汚染食品と疾病の関係及び私自身化学を専攻している大学生として、ひとくくりにできないにもかかわらずあまり報道されていない様々な放射性物質の違いを明らかにし、危険の真相を暴きたいと考えています。

長乱文お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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