昨日は「差別」についての懸念を記しましたが、今日は、「第1原発の現状」について考えたいと思います。

まず、明らかにしますが、事故状況はわからないことだらけなのです。しかし、メルトスルー(熱々どろどろの放射線物質が容器を溶かして下に落ちていくこと)や3号機での再臨界(再び核分裂が始まること)の可能性が報道されています。

これらによる懸念すべきことは様々あります。

メルトスルーに関しては大量の放射性物質の表出により水や土地が超超超超超超超超超高濃度で汚染されるということが考えられます。仮に、全てが海に流出すれば、太平洋側の魚介類はほとんどが漁獲制限値にかかるかもしれませんし、生態系に大ダメージを与えることは想像に難くありません。

次に、再臨界についても大きく懸念すべきことがあります。現在、ホウ酸水を注入し、核分裂を抑制しているようですが、これが上手くいかず臨界状態が進んだ場合、最悪、核爆発が起こるかもしれません。これはまさにチェルノブイリのような事態であり、東京も避難範囲に入る可能性があるのです。

とりあえず、安定的な冷温停止に至ることを祈るしかありませんが、国民一人一人が依然、危機意識を持ち続けるべき状況にあります。
この記事は本当に書いて良いものか悩みました。しかし、読んで下さる方の良心を信じ、適切な判断の下、理解をなさるという前提で公開させていただきます。

ここまで、前置きするほどの重大なテーマ、それは「被曝差別」です。

これは、今問題となっている小学生同士のイジメなどでは収まりきらない、これからとても懸念すべき事態なのです。

私はかねてから過去の記事等で放射性物質の真の危険性はわからない、と表してきました。完全に明らかなことと言えば、チェルノブイリ事故の際、汚染された牛乳などを口にした多くの子どもたちが内部被曝により、甲状腺ガンを発症した事実くらいです。

しかし、今回の福島第1原発における事故は、チェルノブイリやその他の事故の場合と比較することが難しいのです。具体的には、事故の状況も住民への対応も放出された放射性物質の種類も異なる為、想定される人的被害は未知数なのです。

結局のところ、あわよくばほとんど人的被害は表れないでしょうが、最悪の場合、後々甚大な被害が発生することも否定できません。

そこで差別はほぼ確実に自然に発生するでしょう。それは様々な形が考えられますが、影響が大きくなるであろう例として「結婚の際の差別」を挙げます。

これは、生まれてくる子どもの身を案じるなどの理由で起こり得るものであり、「差別」として顕在化しないまでも、結婚率の低下などデータとして現れるかもしれません。私自身、チェルノブイリに関しては、人間の子どもにおける奇形の発生は有意的には増えていないというデータを信じていますが、先に記したように、これを福島にそのまま当てはめることはできないのです。

つまり、以前食物の被害について記しましたが、それと同じ危機が迫っているのです。ただの風評被害、根拠の無い差別と言ってられなくなる危険性があるのです。つまり、実害性を持つ可能性を否定できなくなるかもしれません。

僕はICRP(国際放射線防護委員会)と同じく、「浴びても安全な量というものはない」と見ていますが、これに基づいて「被曝量を可能な限り減らす」ということでしかこの問題は予防できないでしょう。

そのためにはやはり、せめてもチェルノブイリと同等の基準を適用し、避難範囲を広げると共に、子どもに対しては被曝量を徹底的に管理し、なおかつ、集団疎開についても積極的に推進する必要があると考えます。

非常に難しい問題です。ぜひ、コメントを下さい!
各地で脱原発の動きが活性化しており、デモの参加者も少しずつ増えてきているようです。

しかし、日本人の意識はまだ低い気がします。福島第1原発関連のデモは、ドイツでは25万人規模ととても大きいものとなりましたが、当事国の日本は、スイスと同じわずか数万人規模に収まっています。

かく言う僕もきちんとした形ではデモに参加できていません。今日は2時から、京都ではこれまでで最大の脱原発デモが始まったようです。

僕もより意識をたかめて、近々機会を見つけてぜひ参加しようと思います。

なお、デモには、動員をかけられた反原発を主眼としない団体の少しずれた主張も見受けられます。これらを目立たせないためにも、一般人がより多く参加することが重要だと思います。