さて、昨今の原発関連情勢について、色々と書き立てたいところですが、一般市民として記せる内容にも限界があるので
(宿題に追われているので手抜きになっているのは内緒(笑))、
先日紹介した、民主党衆議院議員平智之さんのブログから記事を再び、転載させて頂きます。
(タイトル:事故は収束していない)
(以下本文)
昨日の総理会見を見ました。
総理は次のように言われました。
「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される、との確認をいたしました。」
考えられません。
“収束を確認”などできるわけがありません。
格納容器内も圧力容器内も内部を見たものは世界中まだ誰もいないのです。
総理はいったい何を確認されたのですか?
保安院や細野大臣の報告内容を確認しただけですか?だとすれば、それは収束の確認ではありません。報告を受領したというだけです。
総理が言われる収束の根拠は冷温停止状態の実現であり、ステップ2の完了です。
冷温停止状態の定義は次のとおりです。
※ステップ2完了報告書より抜粋
(1)圧力容器底部の温度が概ね100℃以下になっていること。
(2)格納容器からの放射性物質の放出を管理し、追加的放出による公衆の被ばく線量を大幅に抑制していること(評価時点における格納容器からの追加的放出による敷地境界における被ばく線量1 ミリシーベルト/年が目標)。
(3)上記 2 条件を維持するために、循環注水冷却システムの中期的安全を確保していること。
以下、平智之の反論です。
(1)100℃以下など無意味である
東電自らが大部の溶融燃料が圧力容器から下に落下していると発表しており、ならば圧力容器下部の温度は燃料全体を冷やしていることの証拠にはなりません。単に格納容器下部に落下した数百℃~千℃の上に水がかかって蒸気が発生しているのだとしたら、圧力容器下部の温度とは蒸気の温度です。100℃以下なのは当然です。
落下した溶融燃料はコンクリートを溶かしながら、さらに下へ溶融していきます。そこが危ないの
です。その部分の温度は図っていません。圧力容器下部の周辺にしか熱電対はありません。
(2)土壌、地下水、海が無視されている
敷地境界のみを測定の対象としています。なぜですか?土壌に染み込んでいる、あるいは地下水に流れ出しているかもしれない放射性物質はなぜ無視なのか?さらにコバルトやトリチウムなど、国民に公知していない核種が出ているではありませんか。トリチウムはゼオライト等では凝縮できません。魚で濃縮され海草に付着して、それが公衆被爆につながらないとなぜ言えるのですか?原子炉建屋から蒸気などで空中に飛散する敷地境界の追加的放射線量のみ見ても、収束の定義になるはずがありません。
(3)中期的安全など確保されていない耳を疑います。循環注水冷却システムの中心は汚染水処理システムです。この処理システムはまったく安定していません。安定どころか、そもそも仕様が仮設(とりあえずの設備)なのです。塩ビ管が使われている部分もありました。(今は未確認)中期的安全などまったく言えるわけがありません。
さらに、循環注水と定義されていますが、そもそも循環していません。
随所で漏水しているのに、なぜ循環と言うのか?プラントで循環というのは漏れず廻り続けることです。
さらに、凝縮されたセシウム等の放射性汚染物質をどこで保管し続けるのか?場所はおろか、その方法すら決まっていません。
それでなぜ中期的安全が達成されたと言えるのですか?
以上のとおり冷温停止状態について、
・定義そのものが無意味である
・定義が達成されていない
いずれかにより
「事故そのものは収束にいたった」
というのは重大な間違いです。
それが国際約束の履行として公表されたことから世界的な信用にも関わります。
政治家としてどうなのか。
細野大臣はテレビで、
「逃げられないと思っている」
「自分の政治家としての使命だ」
と言われました。ならば事実から逃げてはなりません。
政治家生命を賭して総理の発言を止めなければなりませんでした。
発災日以来、福島第一に取り組んできた国会議員として重大な決意で臨みます。
事故は収束していません。
(転載は以上です)
私はこの内容にほぼ同意します。原子炉奥底の実態が何も分からない上、汚染水漏れを度々起こし続けながらも収束なんて、完全に意味不明です。
政府はこの国民を馬鹿にした発表を、今年の大きな実績及び稼働待ちの原発を動かす布石にするつもりなのでしょうが、こんなことをすれば、逆に政府や原発自体に対する不信感が高まるだけではないでしょうか?
また、彼のような正しい感覚を持った議員がいることに安心しますが、与党に所属し、原発事故収束PTの事務局次長である彼にも首相の発表を止められなかった責任はあると思います。
今後は身内を批判せずに済むよう、どうにか頑張ってもらいたいものです。
(宿題に追われているので手抜きになっているのは内緒(笑))、
先日紹介した、民主党衆議院議員平智之さんのブログから記事を再び、転載させて頂きます。
(タイトル:事故は収束していない)
(以下本文)
昨日の総理会見を見ました。
総理は次のように言われました。
「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される、との確認をいたしました。」
考えられません。
“収束を確認”などできるわけがありません。
格納容器内も圧力容器内も内部を見たものは世界中まだ誰もいないのです。
総理はいったい何を確認されたのですか?
保安院や細野大臣の報告内容を確認しただけですか?だとすれば、それは収束の確認ではありません。報告を受領したというだけです。
総理が言われる収束の根拠は冷温停止状態の実現であり、ステップ2の完了です。
冷温停止状態の定義は次のとおりです。
※ステップ2完了報告書より抜粋
(1)圧力容器底部の温度が概ね100℃以下になっていること。
(2)格納容器からの放射性物質の放出を管理し、追加的放出による公衆の被ばく線量を大幅に抑制していること(評価時点における格納容器からの追加的放出による敷地境界における被ばく線量1 ミリシーベルト/年が目標)。
(3)上記 2 条件を維持するために、循環注水冷却システムの中期的安全を確保していること。
以下、平智之の反論です。
(1)100℃以下など無意味である
東電自らが大部の溶融燃料が圧力容器から下に落下していると発表しており、ならば圧力容器下部の温度は燃料全体を冷やしていることの証拠にはなりません。単に格納容器下部に落下した数百℃~千℃の上に水がかかって蒸気が発生しているのだとしたら、圧力容器下部の温度とは蒸気の温度です。100℃以下なのは当然です。
落下した溶融燃料はコンクリートを溶かしながら、さらに下へ溶融していきます。そこが危ないの
です。その部分の温度は図っていません。圧力容器下部の周辺にしか熱電対はありません。
(2)土壌、地下水、海が無視されている
敷地境界のみを測定の対象としています。なぜですか?土壌に染み込んでいる、あるいは地下水に流れ出しているかもしれない放射性物質はなぜ無視なのか?さらにコバルトやトリチウムなど、国民に公知していない核種が出ているではありませんか。トリチウムはゼオライト等では凝縮できません。魚で濃縮され海草に付着して、それが公衆被爆につながらないとなぜ言えるのですか?原子炉建屋から蒸気などで空中に飛散する敷地境界の追加的放射線量のみ見ても、収束の定義になるはずがありません。
(3)中期的安全など確保されていない耳を疑います。循環注水冷却システムの中心は汚染水処理システムです。この処理システムはまったく安定していません。安定どころか、そもそも仕様が仮設(とりあえずの設備)なのです。塩ビ管が使われている部分もありました。(今は未確認)中期的安全などまったく言えるわけがありません。
さらに、循環注水と定義されていますが、そもそも循環していません。
随所で漏水しているのに、なぜ循環と言うのか?プラントで循環というのは漏れず廻り続けることです。
さらに、凝縮されたセシウム等の放射性汚染物質をどこで保管し続けるのか?場所はおろか、その方法すら決まっていません。
それでなぜ中期的安全が達成されたと言えるのですか?
以上のとおり冷温停止状態について、
・定義そのものが無意味である
・定義が達成されていない
いずれかにより
「事故そのものは収束にいたった」
というのは重大な間違いです。
それが国際約束の履行として公表されたことから世界的な信用にも関わります。
政治家としてどうなのか。
細野大臣はテレビで、
「逃げられないと思っている」
「自分の政治家としての使命だ」
と言われました。ならば事実から逃げてはなりません。
政治家生命を賭して総理の発言を止めなければなりませんでした。
発災日以来、福島第一に取り組んできた国会議員として重大な決意で臨みます。
事故は収束していません。
(転載は以上です)
私はこの内容にほぼ同意します。原子炉奥底の実態が何も分からない上、汚染水漏れを度々起こし続けながらも収束なんて、完全に意味不明です。
政府はこの国民を馬鹿にした発表を、今年の大きな実績及び稼働待ちの原発を動かす布石にするつもりなのでしょうが、こんなことをすれば、逆に政府や原発自体に対する不信感が高まるだけではないでしょうか?
また、彼のような正しい感覚を持った議員がいることに安心しますが、与党に所属し、原発事故収束PTの事務局次長である彼にも首相の発表を止められなかった責任はあると思います。
今後は身内を批判せずに済むよう、どうにか頑張ってもらいたいものです。
