かつて中学校1年生が終わるころ、数学が苦手でなんとかしたいという相談を受けて塾に通ってくださった子がいます。「英語と国語は平均点を超えてまあまあなんだけど、数学だけでいつも平均点以下なんです。。。」と、まあありがちな話です。こういうタイプの子は数学ができれば一気に順位が上がることは間違いないのですが、数学への苦手意識が強いのが現実です。
そこで中2の4月からは今目の前で学校で勉強しているところに塾の勉強を切り替えました。「式の計算」と「連立方程式」です。数学が苦手な子でも計算分野はまだ積極的になってくれます。そしてよくありがちな、「小数と分数はわからない。」という壁も、実は1つ1つ説明していくと案外できるようになるのです。数学が苦手な生徒は、自分が「できないところ」や「わからないところ」を学校や集団塾の授業でサッと飛ばされてしまうからいつまでたってもできるようにならないのです。言い換えれば、そのつまづいているところを理解できるように解説すればすんなり頭の中に入っていきますし、先生がやったやり方をそのまま真似してくれます。実は中途半端に数学が得意な生徒は我流に進みやすく、案外伸びないこともあります。しかし、数学が苦手だと思い込んでいる生徒は、それ以外のやり方をなかなか思いつかないこともあるせいか、先生のやり方をそのまま受け入れます。ここは大事なポイントです。同じ計算を同じようにやることで、「できた!!」と思わせることができ、少しずつ気持ちを前向きにさせることができます。
どの科目にも共通して言えることですが、「できた!」と実感させ、「もっとできるようになるかもしれない」と子供たちに思わせればあとは自然と勉強するようになります。今まで学校のワークを1人でやることができなかったことがあっても、2~3ヶ月するとスラスラ解けるようになります。気づけば6月の中間テストで数学がなんと「80点」!!自己最高記録となり、本当によろこんでくれました。自分で一生懸命努力して勝ち取った結果は何よりもうれしいことでしょうし、これからの勉強にも自信が持てるようになったのでしょう。そういった経験をぜひ塾生にはさせてあげたいと願っています。
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