恐怖

 

 

 音もない頻闇に

 

 そは、漆黒きマントを纏いて

 深き冥府より登りきぬ

 

 黒き馬に跨がりて

 威容も見せず

 

 村を廻りし蹄音の

 止みて

 

 我が戸口に起ちて

 留まりぬ