歩み 二

 

 生活の

 喜びを捨て

 生命の

 苦悩を断ち

 理念の

 絶望を拭い

 構築の熱情を

 捨て

 

 眼前に拡がる

 砂漠を写し

 

 燃える陽光と

 風に舞う砂塵

 始まりも

 終わりもない

 不毛の大地

 

 無意味な大気に

 包まれて

 

 思考することを止めた

 俺は

 

 無慈悲な太陽に曳かれ

 

 今は一つのものと成ってしまった

 時のなかを

 歩み続ける