妊活とは全然関係ない話ですが、気持ちの整理のため書きます。

義実家よりも本当の実家の方が気を遣うし、しんどいし、疲れるし、くしゃみや湿疹等のアレルギー症状が出るし、あれこれ面倒臭いしで、居心地が悪いです。

両親不仲、親族もクセが強い、母親は重度の肥満、父親は若い頃から浮気ざんまいという不安定かつ悲憤に満ちた家庭環境だったせいか、仕事の激務が引き金となりついに妹が精神疾患になりました。

私も他人事ではありません。

私は他県に嫁ぎ、仕事等は今はそれほどストレスがない状況なので、精神的な影響はこれまでほとんど受けていなかったのですが、妹の状態を聞く度に、自分もそうなる可能性はあるなとも思いますし、同じ家で育った者の状態を思うとずーんと落ち込みます。

もはや家を出た私が口を出すのは憚れるし、してあげられることも少ないので、ほとんど傍観していただけなのですが(時々余計な口出しして後悔することもありました)、それでも火の粉は飛んでくるものですね。

精神疾患の影響もあり、妹は度々攻撃的になり、お盆や正月に帰省すると、何年も前の出来事を引き合いに出しては、恨み辛みを述べたり、家族や友人の行動について悪意のある言い回しで告げ口してきたりして、人間関係を引っ掻き回そうとでもしているかのような発言をします。

いちいちそういうことを気にしないようにしたいのですが、自分もそんなに人間ができていないので、その度に傷ついたり、心をざらつかせたり、腹を立てたりしています。

多分精神疾患によるものだと思いますが、妹はとにかく自分に甘く、人の失敗に厳しい。
普通、人の失敗に厳しい方が腹の立つ場合が多いと思うんですが、私が今問題にしてるのは、自分に甘い点なんです。

何が問題なのかというと、自分に甘いゆえに、自身の行動を反省しないことです。反省しないので、同じ失敗を繰り返します。改めません。
その結果、周りに影響が出ます。
妹の失敗をフォローするために、妹がしっかりしていればしなくてよかった作業や関わる人が増える。

今回諸々の出来事で、私の義実家にまで迷惑が及んで、本当に腹が立ちました。

私が妹からの電話に出れていれば、そこまで累は及ばなかったので、私が悪い部分もあります。

今回の件に限らず、妹は過去に不倫したり、痴情のもつれから警察沙汰になったり、百万単位のお金のやりとりや内容証明が飛び交ったりと、普通のご家庭ではあんまり聞かないエピソードを数多く持っています。
よって、これからも想定外のわけわからんらことにうんざりさせられることが予想されて、気が滅入るんですよね。

こういうことを言うと、優しい人はよく言うんです。

病気のせいで、ちゃんとできないところもあるんだよ、仕方ないじゃん。

こういう意見があるのも、わかります。
困った時はお互い様。助け合わないと、ですよね。

お互いが寛容ならその意見も受け入れられますが、大抵の場合、不公平です。

私は、妹の(おそらく)病からくる不調法を許さなければなりませんが、妹は私の失敗や失言を許す気がありません。

そんな一方的な関係が、「ある」というだけで、私にはかなりストレスです。

私は薄情で冷たい人間です。

よく父親が、姉妹仲良くな、と言うのですが、ほとんど呪いだと思います。

本質的に一番大事なところ(過去の浮気の謝罪、清算だとか、相続のカタをつけるだとか)を見て見ぬ振りして、子供たちに仲良くあれと言い放てる父親に呆れますし、姉妹とはいえ、別の人間です。

それぞれ別の家庭や社会を持てば、血の繋がりのない他人と同等かそれ以上の気遣いが必要ですが、そんなコストを払ってまで維持する必要のある関係かといえば、私の場合はノーと言わざるを得ません。

実家の人間に共通して言えるのは、みんな見栄っ張りなんです。私も含めて。
なので、職業とか肩書きとかへのこだわりやばいし、マウンティングが半端ない。
もうどんぐりの背比べ、やめたらいいのにね、と思うのですが、ふっかけられるとつい、心がささくれ立ってしまう。

母親についても、子供三人を路頭に迷わせないために嫌でも離婚せず連れ添うしかなかったなどと言いますが、身体を壊すほど肥満し(ちなみに遺伝子検査の結果肥満遺伝子はなかったので、母は努力(?)だけで超肥満になりました)、特に一人で生きていけるスキルも身につけてこなかった怠慢については見て見ぬ振りです。

今回、私の義実家に突然迷惑をかけたことも「はいはい、すみませんでした〜」という軽い謝罪を嫌々言っていました。
母からすれば、妹の頑張りを素直に応援しない私の態度も気に入らないんだと思いますが、私だって手放しで応援したいけれども、利害がぶつかり合う部分もあり、守るべきものが違うんだから、文句も言います。

もう、「違う」んですよね。
何もかもが。

住むところも、大事にすべきことも、家族も、食べるものも、必要なものも、もう一緒じゃない。

ここまで育ててくれた家族や故郷に恩返しをしなくていいのか、と「いい子」でありたい私が時々諭してきますが、いいよ、その分、今住んでる土地に住民税を払い、義実家を大事にするからさ、と目の前のことで精一杯の私が投げやりに言い返します。

娘三人しかいない我が実家。
誰にも恩を返されないかもしれないけれど、よくよく考えるとそれなりにやらかしているので、因果応報、という部分もなきにしにもあらず。

人間出来ることは思ったよりも少ない。
誰にでもいい顔をすることはできないし、全員に愛されることも無理。

だから、仲良く「しない」、口出し「しない」、許そうと「しない」という、「しない」勇気を持ってもいいな、と最近思うようになりました。


穏便に実家と疎遠になる方法

とかを、グーグル検索してるうちはまだ私も甘いんでしょうね。