医者や科学者、専門家の肩書きを持ってる人が、「絶対成功します」とか「絶対治ります」なんて言ったら、言われた側は、追い詰められていればいるほど、縋りたくなるし、盲目的に信じたくなるものだと思います
でも、そういう権威を持ってる人の言葉って重いし、影響力もあるから、医者や科学者は「絶対」なんて言葉なかなか使わないもの……だと思ったら案外そうでもないんですね
今日見た記事で、科学を専門とされている方が「絶対できる」という言葉を使っていて、ちょっと、もやっとしました
私が絶対元気な子を妊娠出産できる方法も教えて欲しいわ
というのは冗談として、科学の世界に「絶対」ってあるのでしょうか
色んな実験、証拠集め、計算、想像を重ねて重ねて、なんとか、「おそらくそういうことが考えられるね」と言えるのが科学の限界であり、可能性なんだと思うんですよね
(ど文系畑の人間なので理系に夢を見てる可能性は否定できません
)
)なので、神ならざる人間が言うことができるのはせいぜい、「おおよそ確からしい」ということくらいなのでは??
なんでこんなことを思ったかというと、とある記事に、ちょっと科学的に信用できないなぁと思う文章の特徴があったからです
どことなく、不信感を覚える文章の特徴

・反証可能性がない(絶対と言い切る)
・数字の小数点を句点と打ち間違えていたり、文章の一般的なルールが守られていない
・「延々」を「永遠」と書いたり、誤字や言葉の誤用が多い
・自説の根拠となる論文のリンクや、参考文献等の記載がない
などなど
これ、1つでも当てはまれば、かなり怪しいと思う
ブログの記事にそんな堅苦しいルールを押し付けるのは野暮ってもんですが、そんな無責任な記事を書くのならば、肩書きを隠した方がいいと思う
名もなき気のいいおばちゃんが井戸端会議で「あそこんちはもっと◯◯すればこどもなんかすーぐできるんだから!あたしはそれで授かったんだもの!絶対間違いない!」って言うのは、せいぜい余計なお世話くらいの問題ですが、知識を使ってご飯食べてる人が、こんなことを言うのはちょっと剣呑だなぁと、私は思うのです。
これって愚痴かしら?愚痴ですね