こんにちは ぱそちゃんです![]()
きょうもITパスポート過去問題解説がんばります!
マネジメント系 問題38
要求事項が明確であり、仕様変更が少ないことが見込まれるソフトウェアの開発に用いる開発モデル・手法として最も適切なものはどれか。
ア アジャイル開発
イ ウォーターフォールモデル
ウ スパイラルモデル
エ プロトタイピングモデル
選択肢の開発モデル・手法をご紹介すると
ア アジャイル開発
システムやソフトウェアの 開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返す ことで、素早く柔軟に成果物を届ける開発手法です。
基本と特徴
小さなサイクルの繰り返し:「計画・設計・実装・テスト」のプロセスを機能ごとに短い期間(2〜4週間など)で回します。
仕様変更への強さ:途中でニーズや状況が変わっても、小さなサイクル単位で素早く軌道修正ができます。
動くプロダクトの優先:完成された書類よりも、実際に動くソフトウェアや機能を早く届けてフィードバックを活かします。
メリット・デメリット
メリット:リリースまでのスピードが速い。ユーザーの意見や市場の変化を反映しやすい。
デメリット:全体のゴールや完成時期が見えにくくなることがある
チームの緊密なコミュニケーションや自律性が求められる
代表的な手法
スクラム(Scrum):短い期間(スプリント)を区切り、チームで協力して改善を重ねるフレームワーク。
カンバン(Kanban):付箋などを使って作業の進行状況を視覚的に管理し、無駄をなくす手法。
イ ウォーターフォールモデル
ウォーターフォールモデルとは、システムやソフトウェアの開発において、上流工程から下流工程へと滝の水が流れるように順序立てて一つひとつの工程を完全に完了させながら進めていく開発手法です。
主な開発工程
要件定義:顧客が求める機能や条件を決定する。
基本設計(外部設計):画面や操作方法など全体の枠組みを設計する。
詳細設計(内部設計):内部の仕組みやプログラムの構造を具体的に決める
実装(プログラミング):設計書をもとにコードを書く。
テスト:仕様通りに動くか段階的に検証する。
メリット
進捗管理が容易:全体のスケジュールやタスクが最初にはっきり決まる。
品質を保ちやすい:各工程で成果物をしっかりと確認するためトラブルが起きにくい。
予算や人員を計画しやすい:必要なコストや人数を前もって予測しやすいため、大規模な開発に向いている。
デメリット
仕様変更が難しい:途中で内容を変えると前工程に戻る必要があり、余計な時間と費用がかかる。
完成まで実際の動きが見えない:開発の後半にならないと動くシステムを確認できないため、イメージのズレが起きやすい。
ウ スパイラルモデル
システム開発において「計画・リスク分析・設計/実装・評価」の小さな開発サイクル(螺旋)を何度も繰り返しながら、システムの完成度を高めていく開発手法のことです。
スパイラルモデルの特徴と流れ
繰り返しのサイクル: 1つの周回ごとにプロトタイプ(試作品)を作成し、動作確認を行います。
リスク管理の重視: 各周回にリスク分析のフェーズが組み込まれており、早い段階で問題点を発見・対処できます。
柔軟性: 開発途中の仕様変更や機能追加に柔軟に対応できます。
メリットとデメリット
メリット:発注側(顧客)と開発側でイメージのズレを防ぎやすい。
品質を保ちながら段階的にシステムを成長させられる。
デメリット:全体のスケジュールや最終的なコストの予測が立てにくい。
修正や要望が多すぎると費用がかさむ。
エ プロトタイピングモデル
システムやソフトウェアの開発初期段階で「試作品(プロトタイプ)」を作成し、発注者やユーザーに実際に触ってもらいながらフィードバックを反映して完成度を高めていく開発手法です。
主な特徴と目的
認識のズレの防止: 言葉や図面だけでは伝わりにくい完成形のイメージを「動く試作品」で共有し、開発側と発注側の認識のズレを防ぎます。
手戻りの削減: 開発の早い段階で要望や不具合を確認・修正するため、後工程での大規模なやり直し(手戻り)を減らせます。
メリット・デメリット
メリット: 要件の抜け漏れを防ぎ、顧客満足度の高いシステムを作りやすい。
デメリット: 試作品を作る分の手間やコストがかかるほか、仕様が次々に追加されてスケジュールが延びるリスクがある。
ということで正解は イ ウォーターフォールモデル でした
開発モデル手法はかならず出題される問題ですのでしっかり覚えておきましょう!
