忘却曲線 -74ページ目

かわいらしいお雛様。



と~ってもかわいらしいお雛様。


今年は、彼岸明けに飾ろうと思っています。

月遅れの4月3日にあわせて。




私のお雛様はかなり自慢なのです。


友人から 

「今年も見たい。もう仕舞っちゃった?」

と問い合わせ。



家族のようは知人が作ってくれた宝物です。


私のは15人でこんなお雛様です。

↓↓

古布で作られた雛人形



たち雛 もかわいいですドキドキ


気軽に飾れるところがとてもいいですね。


私は別のタイプを持っていますが

写真の何倍もかわいくて癒されます恋の矢







心の作法。



中高生の頃、武蔵や天風の残した文章がとても好きで精読した。



それから、20年余りの間、何度も読み返すことになる。


そして、読み返すたびに気づきがあり

やはり、少ないながらも人生経験を積んできているからか?

言葉から感じとるものも少しずつ変化している。


若い頃、病に倒れたときのことはあまり考えなかった。

しかし、今は考えるし、天風がいわんとすることを実践することの難しさも想像できる。



  たとえ身に病があろうとも、心まで病ますまい



そんなとても難しいことを一言で書いている。

とても「がんばれ」などという言葉を、気軽にかけることはできない。

しかし、闘病中の友人を見ていると

心の置き場所の基本をしっかりと持っていると感じる。

すごいな。


私は…というと

ちょっと忙殺され気味で、心身統一ができていなかった日々。


静かに目を閉じて心をみつめてみた。

心が今の状況から離れ、平穏な時間を過ごせる自分がいた。







みんな、一生懸命。


某社研修での出来事。


休憩後の講義時間に少し遅れて戻ってきた受講生。

「遅れてすみませんでした」と謝りにきた。

それは社内の研修室で開催されるときには、とてもよくあること。

休憩時間に席に戻ったら、時間通りに戻れなくなったというパターン。


昼休憩に入った時の出来事だったのだが、

その目から今にもあふれそうなほどに涙がたまっているではないかショック!

よくあることだし、そんなに気にすることないのになぁ。


「どうした?大丈夫?授業に遅れたのは平気だよ」と覗き込む。

瞬間、我慢していた涙がいっぱい溢れているではないか…。

やばい、泣かしてしまったか。

理由はよくわからないし、本人は語ろうとしない。

後ろにいる同期のメンバが気にしてみている。

「みんな、見てますか?」とたずねられ「少し…」と答える。

「大丈夫だよ~」ひと時ぎゅっとして、彼女のうなずく姿を確かめる。


待っていた同期の仲間が彼女を連れて休憩に行く。

私は、一部の受講生に誘われてランチに。


そして、昼からの講義合間の休憩時間。

問題を出して、考える時間&休憩の時間。

どんな調子かなぁと、教室全体を巡回。

そして、彼女の席にも。なかなか苦戦している様子。

隣の席のメンバーも巻き込んで、ヒント&プチ解説。


突然、「先生が優しくしてくれるから…」とまたもや泣き顔に。

少し話を聞くと、どうやら業務で失敗をしたらしい。

上司はとても優しくて、あまり責められない。

講義に遅れても責められない。

そんなことが、余計に泣けてくる原因になったらしい。


何だか、とてもかわいくていとおしくなってしまった。


世代のギャップを感じることもあるし、

ランチタイムでも感じる話題の違いやノリなどもある。


だけど、本質は人と人。大きく変わることはない。

社会人一年目。若くて清清しくて一生懸命。

一生懸命学び、働き、悩み、心で感じる。

感謝の気持ちや、自分を奮い立たせる気持ち、責任感。


壁を作ってはいけない。心の目でしっかりと見ていたいな。

何でも気軽に言ってきてもらえるオープンな自分でいたい。


その夜、彼女から届いていた一通のメール。

大丈夫。きっとお客様にもしっかり気持ちは伝わるよ!



楽しかったにもかかわらず、

講習中に泣いてしまって申し訳ございませんでした。

相談に乗ってもらい、とても安心しました。

これからご迷惑をおかけしたお客様に、

誠意をもってお詫びしたいと思います。