集中力の維持が難しい。
ここのことろ集中して取り掛かっていることがあるため
途中でちょくちょくと入れていかなくてはならない他案件は
できるだけ手短に効率よく済ませようって思っている。
そもそもこんな考えがよくないんだろうな。
反省。。。
自分の心やら状況やらすべてにおいて余裕の無さがダメすぎるわ。
先ほどの話。
急ぎの案件がありその作業+報告中に少しだけ所感を入れて
話をしていたところ「ちょっと横からいいですか」と。
自分の中では作業+報告で多く見積もって1時間程度と思っていたのだけど
三者的に加わってきた方との話がかみ合わなくて
案件に関して過去の経緯やらなんやらかんやら説明していたら
とんでもないくらい時間を使ってしまっていた。
手短に済ませようって思っている自分がいるので
一つ一つの説明がおそらく言葉足らずになっているのか。
結局また同じことを説明しなくてはならなくなってしまう。
急ぎの話じゃないんだけど、タイミングを見計らった話ではあるので
「今は時間がないのでまた今度」とは言えない。
ようやく話は一段落して集中して作業に戻ろうとするのだけどどうもうまくいかない。
戻りの遅さは自分にとっての大きな課題。
そう思いつつも、話の内容や説明がまずかったかなぁとくよくよと考えてる自分。
そうこうするうちにお昼の時間。
お昼ごはんのにおいやら音やら入ってくると今度はおなかが減ってくる。
とりあえず昼食だな。
それで気を取り直して取り組もう。
それにしても…。
あまり使いたくないなぁって思う表現だけどやっぱり相性ってあるのかな。
今日の三者的に加わってきた方。
お世話になっているし大好きなんだけど話をするといつも一発では通じない。
多分、思考回路とか理解の順番とかそういったものが違いすぎているんだと思う。
どっちが正しいとかそういう問題じゃなくって。
「空飛ぶタイヤ」
今年の直木賞受賞作家、池井戸潤 の小説。
「空飛ぶタイヤ」
様々な人が様々な環境においてどのような思考回路を持ち
どのような動きをとるのか、とても興味深く感じた。
下敷きとした現実の事件は存在するものの
物語はフィクションをうたっている。
ひとコマひとコマは現実にあるよね、って思える。
話題性や評判におされて何となく先送りにしてきた作家のひとり。
ビジネス書はいくつか読んだのだけど、小説は初めてだった。
この小説に描かれている事件ののモデルと言われている会社。
仕事で取引するにあたって調べごとをしていたのだけど
必ず出てくるこの事件。自分の記憶にも新しい。
そこでフィクションとは思いつつも何となく手にしてみた。
疲れ切って何の言葉も入ってこないような私の頭に…。
軽快かつ難しくないすーっと入ってくる言葉の言い回し。
人物相関図が必要となるほど複雑ではないものの
登場人物それぞれがストーリーの中にしっかりと入れ込まれている。
感情移入のうちに一気に一晩で読んでしまい
睡眠をすっかり忘れて朝になっていた。
中でもグループ化された各組織の在り方と
銀行マンの思考回路が今の私にはとても興味深い。
池井戸さんは銀行出身のようでこのあたりの描写は
現実をうつし出していることも多いのではないだろうか。
たまたま私の現在の環境周りは50~60歳代の銀行出身者に埋め尽くされている。
日々の習慣、言葉づかい、思考回路にいたるまで
「銀行の常識は世間の非常識」
「○○グループの常識は世間の非常識」
という言葉が頭を舞う。
まさに日ごろ感じていることが物語中の表現で再現されていた。

ついつい他の作品も続けて読破。
・オレたちバブル入行組
・オレたち花のバブル組
・かばん屋の相続
・株価暴落
・シャイロックの子供たち

