毎年この時期になると全球団で発表される儀式でございまして、2015シーズンをもって、同チームでの契約満了とする選手が球団から発表されます。

 主に来シーズンのチーム戦略構想から不要となる選手、疾病や負傷からの復帰が望まれない選手が該当し、選手自らプロ野球選手生命を終える「引退」とは意味が違うものになります。


 その背景といたしましては、一般社団法人日本野球機構(Nippon Professional Baseball Organization(NPB))が定める「日本プロフェッショナル野球協約」の第11章(選手数の制限)第79条 (選手の制限数)に、以下の内容が記載されております。

 「球団は、同一年度中、70名を超える選手を支配下選手(基本的に一軍選手(28人)と二軍選手(42人))とすることはできない。契約保留選手は支配下選手の数に算入する。」

 ちなみに、監督・コーチの登録数につきましても、同第80条 (監督、コーチの制限)に「球団は監督1名、コーチ10名を超える登録はできない。」と記載されております。


 これに伴い、各球団はチーム力増強や戦略構想をする上で、有能選手を呼ぶための人数調整の策として行います。

 10月4日現在、以下の選手が発表されております。

【東京ヤクルトスワローズ】

●投手

赤川克紀

七條祐樹

金伏ウーゴ

大場達也

江村将也

中根佑二(育成)

阿部健太(育成)

●捕手

●内野手

●外野手

川崎成晃


【東京読売ジャイアンツ】

●投手

久保裕也

青木高広

田原啓吾(育成)

成瀬功亮(育成)

田中太一(育成)

●捕手

芳川庸(育成)

●内野手

坂口真規

●外野手

横川史学

高橋洸(育成)


【兵庫阪神タイガース】

●投手

加藤康介

●捕手

●内野手

黒瀬春樹

●外野手


【広島東洋カープ】

●投手

河内貴哉

岩見優輝

池ノ内亮介

●捕手

●内野手

●外野手

中村憲

森下宗(育成)


【愛知中日ドラゴンズ】

●投手

川上憲伸

山内壮馬

●捕手

●内野手

橋爪大佑(育成)

●外野手


【神奈川DeNAベイスターズ】

●投手

岡島秀樹

東野峻

土屋健二

大田阿斗里

加賀美希昇

今井金太(育成)

●捕手

●内野手

加藤政義

●外野手

多村仁志

赤堀大智


【福岡ソフトバンクホークス】

●投手

金無英

日高亮

川原弘之

伊藤祐介

中村恵吾(育成)

北方悠誠(育成)

●捕手

細山田武史

●内野手

李杜軒

大滝勇佑

●外野手


【北海道日本ハムファイターズ】

●投手

増渕竜義

斉藤勝

河野秀数

マイケル・クロッタ

ビクター・ガラテ

●捕手

●内野手

●外野手

鵜久森淳志


【千葉ロッテマリーンズ】

●投手

中後悠平

上野大樹

服部泰卓

小林敦

植松優友

矢地健人

●捕手

川本良平

●内野手

早坂圭介

●外野手


【埼玉西武ライオンズ】

●投手

前川恭兵(育成)

ミゲル・メヒア

ウエイド・ルブラン

●捕手

●内野手

林崎遼

梅田尚通

アンソニー・セラテリ

●外野手

米野智人

石川貢


【大阪オリックスバファローズ】

●投手

井川慶

馬原孝浩

古川秀一

柴田健斗

●捕手

原大輝

●内野手

●外野手

坂口智隆


【宮城楽天ゴールデンイーグルス】

●投手

上園啓史

藤江均

梅津智弘

高堀和也(育成)

ジム・ハウザー

●捕手

●内野手

●外野手



 5日以降も追加で発表される可能性がありますが、以上の選手につきましては来年以降新たな人生をスタートします。

 全体的に見ると、技術面よりも精神面で弱い選手が通告されているように思いますが、過去に優秀な戦績を残している選手も含まれており、プロの世界は厳しいと感じております。

 叶うなら、他球団で新しい人生をスタートして欲しいと願いますが、仮に野球の世界から離れたとしても、野球人としての誇りを持って、残りの人生を歩んでいただきたいと思います。

 近年におきましては、企業チームは減る方向にはあるものの、地域リーグや社会人クラブチームは勢いに乗っておりますので、国内野球レベルの底上げに寄与していただけると幸いです。