今年もノーベル賞の発表が行なわれ、日本の科学者が受賞されるという喜ばしい結果となりました。
毎年テレビ番組で受賞した内容の解説を見ているものの、人々の生活の中でどこまで役立つのか全く見えないところでありますが、そもそもノーベル賞とはどのような賞なのか気になりまして、勉強を含めて調べてみました。
ノーベル賞とは、瑞国の発明家であるアルフレッド・ノーベルの遺言に則り、西暦1901年から続いている賞です。
「物理学賞」「化学賞」「生理学・医学賞」「平和賞」「文学賞」の5種類が遺言に記載されておりますが、これに「経済学賞」を加えた6種類の賞があります。
各賞は選考基準が公表されていないことから、何をすれば受賞出来るのか分からず、基礎が受賞する場合があれば、応用が受賞する場合もありますので、ある意味微妙な賞であると言えますし、ある意味天才を決める賞であるとも言えるかと感じます。
例えば、発光ダイオードの開発でノーベル賞に選定されたのは、三原色の中で一番最後に開発された「青色」のみで、「赤色」や「緑色」は未だ選定されておりません。
4つの選考機関によって行なわれておりまして、スウェーデン王立科学アカデミーが「物理学賞」「化学賞」「経済学賞」を担当し、カロリンスカ研究所(スウェーデン)が「生理学・医学賞」を担当し、ノルウェー・ノーベル委員会が「平和賞」をを担当し、スウェーデン・アカデミーが「文学賞」を担当します。
日本のマスコミは視聴率稼ぎの為に日本人の受賞しか取り上げませんが、過去に米国347人、英国114人、独国82人、仏国57人、露国20人、中国14人、韓国1人が受賞されており、バラク・オバマ(米国大統領)、マザー・テレサ、マリ・キュリー(キュリー夫人)、アウンサンスーチーといった世界史に名を残されている方も受賞されております。
前説はここまでとさせていただき、これから本題に入ります。
日本人の受賞者につきましては、過去のマスコミの報道等によりご存知な方は多数いるかと存じますが、受賞者を多数輩出している都道府県が気になりましたので、都道府県別で受賞者数を整理いたしました。
1位 愛知県 4:利根川 進(医学・生理学賞)・小柴 昌俊(物理学賞)・小林 誠(物理学賞)・益川 敏英(物理学賞)
2位 大阪府 3:川端 康成(文学賞)・江崎 玲於奈(物理学賞)・山中 伸弥(医学・生理学賞)
3位 東京都 2:朝永 振一郎(物理学賞)・白川 英樹(化学賞)
3位 京都府 2:湯川 秀樹(物理学賞)・下村 脩(化学賞)
3位 愛媛県 2:大江 健三郎(文学賞)・中村 修二(物理学賞)
6位 北海道 1:鈴木 章(化学賞)
6位 埼玉県 1:梶田 隆章(物理学賞)
6位 山梨県 1:大村 智(医学・生理学賞)
6位 静岡県 1:天野 浩(物理学賞)
6位 富山県 1:田中 耕一(化学賞)
6位 福井県 1:南部 陽一郎(物理学賞)
6位 奈良県 1:福井 謙一(化学賞)
6位 兵庫県 1:野依 良治(化学賞)
6位 山口県 1:佐藤 栄作(平和賞)
6位 福岡県 1:大隅 良典(医学・生理学賞)
6位 鹿児島県 1:赤﨑 勇(物理学賞)
6位 満洲(旧日本国) 1:根岸 英一(化学賞)
このような結果となりました。
17の自治体からノーベル賞が選ばれておりますが、神奈川県・千葉県が0人に対し福井県が1人ということから、人口の大小と受賞者数との比例関係は殆ど無いように見えます。
また、2015年全国学力テストの上位5自治体の中から福井県(1位)と富山県(5位)で2名受賞されておりますが、下位5自治体の中から愛知県(43位)と大阪府(45位)と北海道(46位)から8名も受賞されていることが分かります。
しかしながら、日本が経済大国やアニメ大国と言われていながら、経済学賞を受賞した人がいない、人の心に関する文学賞(2人)や平和賞(1人)の受賞者が少ないといったことも確認することが出来ます。
むしろ自然に関わる物理学賞(11人)や化学賞(7人)が多いことから、理科学大国に見えてしまいます。
来年以降もノーベル賞は続けられると思いますが、今後の欧州の経済事情が安定し続ける保証はどこにもありませんので、受賞者がいない30の自治体の教育委員会は、早急に対策を練ってください。
そして、来年以降の順位変動や、国内初の経済学賞の受賞が、どの自治体から選出されるのか楽しみにしたいと思います。