1920年に第1回大会が行なわれ、もうすぐ100周年を迎える第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が始まります。
参加校は第1回大会の4校から大幅に増え、今回は59校が参加し、大学陸上長距離走の最高峰として非常に人気がある大会です。
第1回大会は東京高等師範学校が総合優勝と復路優勝を獲得しましたが、今年はどの大学が優勝するでしょうか。

大会にはルール上20校+関東学生連合チームが本選に出場できることとなっておりますが、今年も参加数が多いことから、1957年から行なわれている予選会が行なわれることとなりました。
前回大会での上位10校は、今大会はシード校として予選会に出ることなく本大会に出場します。

1位青山学院大学(第92回完全優勝)
2位東洋大学(第90回往復優勝)
3位駒澤大学(第84回優勝)
4位早稲田大学(第87回優勝)
5位東海大学
6位順天堂大学(第83回往復優勝)
7位日本体育大学(第89回優勝)
8位山梨学院大学(第71回優勝)
9位中央学院大学
10位帝京大学

予選会では、出場各校の選手上位10人の合計タイムで予選順位を決めます。
陸上自衛隊立川駐屯地内の滑走路をスタートし、昭和記念公園をゴールとする20kmを、予選会に出場する全選手が一斉に走ります。
予選会に出場できる選手には条件があり、トラック競技での昨年以降の公認記録が用いられます。

5km16分30秒以内
10km34分以内

よって、公認記録をクリアした選手が10名以上いない大学は、予選会に出場することができません。
さらに、大学として以下の条件に合致する必要があります。

関東学生陸上競技連盟加盟校(関東学連)であること
所属する選手が関東学連から処分を受けていないこと

よって、箱根駅伝はレースの模様は全国放送されるものの、関東地区のローカル大会として位置付いています。
箱根駅伝を走りたい場合は、関東学連に所属する大学に入学することが前提となります。
なお、関西大学・立命館大学が招待として出場したことがあります。

今年は49校が予選会に参加しました。

亜細亜大学(第82回優勝)
茨城大学
桜美林大
学習院大学
神奈川大学(第74回往復優勝)
関東学院大学
慶應義塾大学(第13回優勝)
國學院大學
国際武道大学
国士舘大学
埼玉大学
芝浦工業大学
首都大学東京
城西大学
上智大学
上武大学
駿河台大学
専修大学(第20回優勝)
創価大学
大東文化大学(第67回優勝)
高崎経済大学
拓殖大学
千葉大学
中央大学
筑波大学(第1回優勝)
帝京平成大学
東京大学
東京大学大学院
東京学芸大学
東京経済大学
東京工業大学
東京工業大学大学院
東京国際大学
東京情報大学
東京農業大学
東京理科大学
日本大学(第50回優勝)
日本薬科大学
一橋大学
平成国際大学
防衛大学校
法政大学
武蔵野学院大学
明治大学(第25回優勝)
明治学院大学
横浜国立大学
立教大学
流通経済大学
麗澤大学

以上の大学が参加し、上位10校が本大会に出場することとなりました。

1位大東文化大学
2位明治大学
3位創価大学(2年ぶり)
4位法政大学
5位神奈川大学
6位上武大学
7位拓殖大学
8位國學院大學(2年ぶり)
9位国士舘大学(3年ぶり)
10位日本大学

2年または3年ぶりに本大会に出場される大学の選手の皆さん、ご出場おめでとうございます。
引き続き本大会優勝に向けて、心技体を鍛えていただければと存じます。

ちなみに今年の予選会は大波乱となりました。

11位中央大学
「箱根駅伝の顔」として君臨され、過去92大会中90回に出場し14回優勝(優勝回数全国1位)しておりましたが、88回ぶりに本大会に出場しないこととなりました。
12位城西大学
過去13年連続13回出場しておりましたが、14大会ぶりに本大会に出場しないこととなりました。


それでは本題の本大会の予想をいたします。

予想をするうえで参考になるレース結果をいくつか挙げてみます。

1.秩父宮賜杯 第48回全日本大学駅伝対校選手権大会関東予選
さいたま市駒場運動公園陸上競技場(10,000Mトラック)
総合順位と8選手の順位です。

1位山梨学院大学 4時間3分25秒82
(2位・8位・30位・41位・67位・73位・83位・114位)
2位日本大学 4時間5分20秒92
(1位・12位・37位・64位・77位・117位・122位・135位)
3位日本体育大学 4時間5分43秒63
(9位・36位・43位・46位・49位・59位・106位・150位)
4位拓殖大学 4時間5分52秒94
(3位・17位・40位・52位・78位・115位・127位・148位)
5位帝京大学 4時間5分54秒35
(5位・28位・33位・44位・79位・93位・124位・143位)
6位國學院大學 4時間5分56秒00
(18位・34位・45位・57位・85位・88位・98位・101位)
7位中央学院大 4時間6分2秒86
(23位・35位・38位・39位・55位・72位・95位・142位)
8位大東文化大学 4時間6分39秒23
(22位・47位・62位・66位・70位・81位・82位・112位)
9位国士舘大学 4時間6分58秒04
(10位・27位・31位・50位・90位・91位・129位・153位)
10位順天堂大学 4時間7分6秒47
(14位・16位・71位・87位・108位・110位・116位・133位)
14位法政大学 4時間9分10秒37
(19位・32位・56位・86位・120位・121位・131位・154位)
15位上武大学 4時間10分32秒65
(21位・54位・92位・96位・119位・125位・134位・157位)

※創価大学・神奈川大学は全員完走できず順位無し

2.出雲全日本大学選抜駅伝競走
総合順位と区間(6区間)順位です。

1位青山学院大学 2時間10分9秒
(5位→1位→2位→2位→1位→1位)
2位山梨学院大学 2時間10分40秒
(3位→3位→3位→3位→3位→2位)
3位東海大学 2時間11分13秒
(2位→2位→1位→1位→2位→3位)
4位中央学院大学 2時間12分8秒
(10位→5位→6位→4位→4位→4位)
5位駒澤大学 2時間12分20秒
(9位→7位→8位→5位→6位→5位)
6位日本体育大学 2時間12分42秒
(1位→4位→5位→6位→5位→6位)
7位順天堂大学 2時間13分7秒
(8位→6位→4位→7位→7位→7位)
8位早稲田大学 2時間14分20秒
(13位→12位→9位→8位→8位→8位)
9位東洋大学 2時間14分25秒
(7位→10位→7位→9位→9位→9位)
10位帝京大学 2時間15分52秒
(6位→8位→10位→10位→10位→10位)

3.全日本大学駅伝対校選手権大会
1位青山学院大学 5時間15分15秒
(8位→1位→2位→2位→2位→2位→2位→1位)
2位早稲田大学 5時間16分11秒
(2位→2位→1位→1位→1位→1位→1位→2位)
3位山梨学院大学 5時間16分50秒
(6位→5位→3位→4位→7位→5位→5位→3位)
4位駒澤大学 5時間17分41秒
(3位→3位→6位→5位→4位→3位→3位→4位)
5位中央学院大学 5時間19分36秒
(9位→7位→5位→3位→3位→4位→4位→5位)
6位東洋大学 5時間19分49秒
(1位→6位→4位→7位→5位→7位→6位→6位)
7位東海大学 5時間20分55秒
(10位→12位→8位→8位→8位→6位→7位→7位)
8位拓殖大学 5時間21分16秒
(14位→9位→9位→6位→6位→8位→9位→8位)
9位國學院大學 5時間22分11秒
(7位→10位→10位→12位→10位→9位→8位→9位)
10位帝京大学 5時間22分30秒
(12位→11位→11位→10位→9位→10位→10位→10位)
11位明治大学 5時間23分19秒
(17位→16位→13位→13位→13位→13位→12位→11位)
12位日本大学 5時間23分45秒
(4位→4位→12位→11位→12位→12位→13位→12位)
13位日本体育大学 5時間23分51秒
(13位→8位→7位→9位→11位→11位→11位→13位)
14位国士舘大学 5時間27分2秒
(11位→14位→15位→14位→14位→14位→14位→14位)
15位大東文化大学 5時間27分46秒
(18位→17位→16位→17位→17位→16位→15位→15位)

以上3レースをもとに、初春箱根の優勝校を予測してみます。

1.前年は1桁順位であった。
日本体育大学を除き、前年は1桁順位であったことから、今年も同様と思われます。
→予選会からの勝ち上がりでは優勝の可能性はほぼ0と整理できます。

2.出雲・伊勢の両方で優勝チームから2分以内で完走している。
距離が伸びれば伸びるほど、前にいる選手を抜くためのスピードと持ちタイムが重要になります。
→出雲の5位以下、伊勢の4位以下は苦しいと予想します。

これで優勝校候補に残るのは、青山学院大学と山梨学院大学の2校になり、いずれかが優勝すると予想します。
伊勢で区間賞を3人出した青山学院大学と、出雲・伊勢の両方で区間賞と取ったドミニク ニャイロ選手がいる山梨学院大学が、両校共に箱根を盛り上げてくれる事でしょう。
出雲は6人、伊勢は8人で行なわれますが、箱根は5人×2となりますので、追加となる2人の能力と頑張りが、レースを左右する上で大きなポイントになるでしょう。
華の2区、山の5区で誰が走るのか、非常に楽しみになってきました。