12月に入り、X’Masや年末年新の準備に追われているかと存じますが、今回は日本実業団対抗駅伝競走大会の優勝予想をいたします。
毎年元日に行なわれ実業団の陸上駅伝競争の最高峰に位置づけられている大会で、既に本大会に出場するチームが決まっておりますが、予想の前に大会そのものやルールに触れてみます。

まず最初に、レースの概要に触れてみます。
別名「ニューイヤー駅伝」と言われ、毎年群馬県で行なわれておりますが、第1回から30回まで三重県で行なわれ、31回は滋賀県、32回以降群馬県で行なわれております。
今年は記念大会で43チームが出場しましたが、今回は37チームが出場する予定です。
成績に応じ、1位~8位は表彰と褒賞、区間賞、特別表彰(通算10回出場者)といった賞が与えられます。
また、各選手が公平に競うことができるよう、大会要項13項にもとづきドーピング検査を実施します。

走行距離は100Kmで、約5時間の長丁場を7人のランナーがたすきを繋げてゴールを目指します。
1区 群馬県庁→高崎市役所前 12.3Km(35分台平均)
2区 高崎市役所前→公田中継所 8.3Km(24分台平均)
3区 公田中継所→伊勢崎市役所 13.6Km(39分台平均)
4区 伊勢崎市役所→太田市役所 22.0Km(1時間4分台平均)
5区 太田市役所→桐生市役所 15.8Km(47分台平均)
6区 桐生市役所→西久保中継所 12.5Km(38分台平均)
7区 西久保中継所→群馬県庁 15.5Km(47分台平均)

なお、たすきを繋ぐ場所を中継所と言いますが、当大会は公道を使用するため、交通事情に配慮し、先頭チームが中継所を通過してから一定の時間内にたすきを渡せない場合、繰り上げスタートを行ないます。
日本陸上競技連盟駅伝競走規準(第7条 繰り上げスタート)では、大会前にチームに公表すると記載されておりますので、固定ではありませんが、参考程度で記載いたします。
第1中継所・第2中継所・第3中継所 10分~
第4中継所 12分~
第5中継所・第6中継所 15分~
よって、繰上げスタートの悲しみを最大限少なくするために、全国各地で予選会を行い、各予選会の上位チームが出場できる大会となっております。

続きまして、予想をするうえでの参考レースの記録を以下に記します。
予選会につきましては、予選通過したチームのみ記載いたします。

第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会順位(()内は59回順位)
1位 トヨタ自動車 4:52:15(1位)
2位 コニカミノルタ 4:52:36(2位)
3位 トヨタ自動車九州 4:53:32(9位)
4位 Honda 4:53:40(4位)
5位 DeNA 4:54:10(6位)
6位 日清食品 4:56:12(3位)
7位 旭化成 4:56:14(10位)
8位 安川電機 4:56:33(18位)
9位 日立物流 4:58:07(19位)
10位 九電工 4:58:08(12位)
11位 MHPS長崎 4:58:10(32位)
12位 富士通 4:58:20(7位)
13位 愛知製鋼 4:58:21(23位)
14位 中国電力 4:58:25(5位)
15位 YKK 4:59:08(31位)
16位 マツダ 4:59:11(17位)

17位 八千代工業 5:01:12(28位)
18位 愛三工業 5:01:15(22位)
19位 カネボウ 5:01:22
20位 SGホールディングス 5:01:30(20位)
21位 NTT西日本 5:01:32(27位)
22位 中電工 5:01:35(30位)
23位 ヤクルト 5:01:38(16位)
24位 小森コーポレーション 5:01:38(11位)
25位 SUBARU 5:01:41(15位)
26位 プレス工業 5:01:43(21位)
27位 トヨタ紡織 5:03:21(26位)
28位 NTN 5:03:45(8位)
29位 JR東日本 5:03:48(14位)
30位 中央発條 5:04:01(29位)
31位 西鉄 5:05:10
32位 JFEスチール 5:05:13(33位)
33位 黒崎播磨 5:05:17(24位)
34位 警視庁 5:05:29
35位 トーエネック 5:05:34(36位)
36位 大塚製薬 5:06:47(13位)
37位 サンベルクス 5:08:11
38位 住友電工 5:08:11(25位)
39位 大阪ガス 5:08:30(35位)
40位 重川材木店 5:11:56(37位)
41位 大阪府警 5:12:01
42位 滝ヶ原自衛隊 5:15:48
43位 武田薬品 5:29:09

第57回東日本実業団対抗駅伝競走大会(予選会)
1位 日清食品グループ 3:47:45
2位 カネボウ 3:48:34
3位 DeNA 3:49:07
4位 ヤクルト 3:49:24
5位 Honda 3:49:32
6位 日立物流 3:49:38
7位 コニカミノルタ 3:49:42
8位 富士通 3:50:07
9位 八千代工業 3:52:14
10位 SUBARU 3:52:58
11位 プレス工業 3:53:13
12位 JR東日本 3:53:52
13位 小森コーポレーション 3:54:49
14位 NDソフト 3:55:54

第56回中部実業団対抗駅伝競走大会結果(予選会)
1位 トヨタ自動車A 4:06:00
2位 NTN 4:11:01
3位 トヨタ紡織 4:12:24
4位 愛知製鋼 4:12:30
5位 愛三工業 4:13:40
6位 トーエネック 4:14:33
7位 中央発條 4:15:22

第46回北陸実業団対抗駅伝競走大会結果(予選会)
1位 YKK 4:14:49
2位 セキノ興産 4:18:18

第59回関西実業団対抗駅伝競走大会(予選会)
1位 大塚製薬 4:01:43 
2位 SGHグループ 4:02:52
3位 NTT西日本 4:04:15

第55回中国実業団対抗駅伝競走大会(予選会)
1位 マツダ 4:02:28
2位 中国電力 4:02:56
3位 中電工 4:07:03
4位 JFEスチール 4:07:42

第53回九州実業団毎日駅伝(予選会)
1位 MHPS長崎 4:02:57
2位 旭化成 4:03:24
3位 トヨタ自動車九州 4:05:16
4位 安川電機 4:05:39
5位 九電工 4:07:57
6位 黒崎播磨 4:10:32
7位 西鉄 4:11:53

以上を参考レースとして記載いたしました。
中部大会など大会新記録が出ている予選会があり、年が経過するとともに予選会のレベルも高くなっていると思います。

それでは優勝予想です。
1.開催場所が群馬に変更になってから、1位と2位の最大タイム差は第38回大会1位の旭化成(4時間14分21秒)と2位の本田技研工業(4時間18分22秒)の4分1秒差。
→予選会で1位との差が4分以上のチームは、優勝する可能性低いと見ます。
2.開催場所が群馬に変更になってから、過去1位になったチームの中で前年順位が1番低かったのは、53回大会で優勝した旭化成(前年8位)。
→前年9位以下のチームは、優勝する可能性低いと見ます。
3.開催場所が群馬に変更になってから、1位になったチームの前年順位をカウントすると、1位が13回、2位が8回、3位が2回、4位が2回、5位が2回、7位が1回、8位が1回。
→連覇する確率が約45%、2位からの逆転が約28と高い確率なので、トヨタ自動車vsコニカミノルタの一騎打ちになる可能性が高いことが分かります。

以上のデータから推測すれば、 中部実業団対抗駅伝競走大会の記録を更新したトヨタ自動車の仕上がりが一歩抜けているように見えますので、優勝候補筆頭と言えるでしょう。
しかしながら、東日本実業団対抗駅伝競走大会でコニカミノルタに先着したチームの伸び代にも期待したいところです。
今回は順位が荒れるのではないかと思います。