普段は学校・企業の看板を背負って精進されている長距離ランナーが、都道府県の看板を背負って優勝を目指すという駅伝大会で、毎年1月に開催されております。
天皇盃ということから、栄誉ある大会でありますし、多数の陸上ファンに愛されている大会に位置づけられております。
今回初めて優勝する都道府県予想をいたしますが、予想をする前に、本大会の内容や過去の成績等について、以下に記したいと思います。
まずルールについて触れてみます。
1.走行コースは以下のとおりです。
場所は広島県広島市で行なわれます。
1区は平和記念公園前から井口駅の7.0kmを高校生が走ります。
2区は広島電鉄井口駅から海老園交差点の3.0kmを中学2・3年生が走ります。
3区は海老園交差点から宮島口ロータリーの8.5kmを大学生・社会人が走ります。
4区は宮島口ロータリーから阿品駅の5.0kmを高校生が走ります。
5区は阿品駅から広島工業大学高校前の8.5kmを高校生が走ります。
6区は広島工業大学高校前から草津橋の3kmを中学2・3年生が走ります。
7区は草津橋から平和記念公園前の13.0kmを大学生・社会人が走ります。
以上7区間48.0kmで行なわれますが、各区間において選出できる選手に条件がある事が分かります。
さらに同じ条件でも走行距離が異なるため、チーム戦略を考慮しつつ、各区間に最適な選手を設定することが必須となります。
よって、各区間に適した選手が多い都道府県が、優勝や入賞を得る確率が高い大会と整理できますが、12月の高校駅伝、初春の箱根駅伝・ニューイヤー駅伝に出走した選手を本大会に出走させるか否かを判断したり、想定外の事象にも柔軟に対応できる補欠選手選びがありますので、監督・コーチは左脳を酷使して大会に臨むべきであると言えるでしょう。旅行感覚で広島に行くのはタブーです。
2.ふるさと競技者制度という独自ルールがあります。
大学生と社会人については、生まれ育った都道府県の選手として出場することが可能です。箱根駅伝に出走したいため上京している大学生や、転勤により引越しをした社会人等が、地元チームのメンバーとして発奮する事ができます。
チーム力を補強できる面もありますので、優勝の行方を占ううえで、大きな要素と整理できます。
続きまして、予想をするうえでの参考データについて触れてみます。
1.過去10年の1位→5位になった都道府県です。
2007 兵庫・長野・佐賀・長崎・熊本
2008 長野・愛知・兵庫・熊本・埼玉
2009 長野・兵庫・宮崎・福岡・福島
2010 兵庫・福島・埼玉・広島・長野
2011 栃木・長野・広島・京都・三重
2012 兵庫・東京・熊本・栃木・愛知
2013 兵庫・東京・愛知・埼玉・千葉
2014 長野・埼玉・群馬・長崎・宮崎
2015 埼玉・宮城・東京・群馬・鹿児島
2016 愛知・広島・埼玉・静岡・長野
2.各都道府県の過去最高順位です。
北海道 18位
青森 22位
岩手 11位
秋田 8位
宮城 2位
山形 23位
福島 2位
栃木 1位
群馬 3位
茨城 6位
埼玉 1位
千葉 5位
東京 2位
神奈川 9位
新潟 11位
長野 1位
山梨 23位
富山 10位
石川 16位
福井 9位
岐阜 5位
静岡 3位
愛知 1位
三重 5位
滋賀 4位
京都 1位
大阪 7位
奈良 12位
和歌山 26位
兵庫 1位
鳥取 12位
島根 12位
岡山 7位
広島 1位
山口 4位
香川 21位
愛媛 22位
徳島 10位
高知 10位
大分 5位
福岡 1位
佐賀 2位
長崎 3位
宮崎 3位
熊本 2位
鹿児島 1位
沖縄 35位
3.持ちタイム上位10傑(中学:3,000m)です。
1位 林田(長崎)
2位 服部(愛知)
3位 佐々木(岩手)
4位 馬場(愛知)
5位 鈴木(静岡)
6位 志貴(山形)
7位 木村(長野)
8位 白鳥(埼玉)
9位 松山(栃木)
10位 石井(千葉)…補欠エントリー
11位 田村(山口)
4.持ちタイム上位10傑(高校:5,000m)です。
1位 遠藤(福島)
2位 名取(長野)
3位 吉田(広島)
4位 齋藤(秋田)
5位 大森(栃木)
6位 中谷(長野)
7位 西山(群馬)
8位 塩澤(三重)
9位 加藤(兵庫)
10位 神林(熊本)
5.持ちタイム上位10傑(大学・社会人:10,000m)です。
1位 設楽 悠太(埼玉)
2位 浅岡 満憲(千葉)
3位 上野 裕一郎(長野)
4位 梶原 有高(静岡)
5位 寺内 將人(和歌山)
6位 潰滝 大記(千葉)
7位 神野 大地(愛知)
8位 今井 正人(福島)
9位 田村 和希(山口)
10位 小椋 裕介(東京)
6.持ちタイム上位10傑(都道府県:48km)です。
1位 長野県
2位 群馬県
3位 東京都
4位 静岡県
5位 栃木県
6位 千葉県
7位 愛知県
8位 広島県
9位 兵庫県
10位 埼玉県
7.主なふるさと競技者です。
今井 正人(福島)ニューイヤー駅伝4区区間2位
横手 健(栃木)ニューイヤー駅伝4区区間4位
戸田 雅稀(群馬)ニューイヤー駅伝1区区間賞
設楽 啓太(埼玉)ニューイヤー駅伝1区区間28位
服部 弾馬(新潟)箱根駅伝1区区間賞
神野 大地(愛知)ニューイヤー駅伝4区区間7位
山中 秀仁(大阪)ニューイヤー駅伝3区区間6位
鎧坂 哲哉(広島)ニューイヤー駅伝2区区間25位
市田 宏(鹿児島)ニューイヤー駅伝6区区間賞
以上の情報をもとに、優勝予想をいたします。
1.前年は入賞(8位以内)していた。
過去10年間で、前年は入賞できず当年優勝したケースは2例(栃木:13位→1位 愛知:失格→1位)しかなく、サプライズの可能性は低いと思われます。
2.連覇が非常に困難。
過去10年間で2回しかなく、連覇の可能性は低い大会と思われます。
3.過去5年以内に入賞していた。
過去10年間すべてに合致しますので、過去5年以内に入賞していない都道府県が優勝する可能性はほぼ0%と思われます。
4.高校生の選手層が重要。
過去10年間すべてにおいて、4区を完走した時点で入賞圏内に入っていたことから、4区間のうち2区間を走る高校生の能力が、優勝を占ううえで非常に重要となります。
過去の区間タイムを見ると、1区・4区ともに1kmあたり2分50秒前半ペースで走れる選手が区間賞や区間上位となっておりますので、公式大会や記録会において、5kmのベストタイムが14分10秒以内の選手が多いチームが優勝に近いと整理できます。
本大会でこの基準を満たしている選手数は、長野が3名、群馬・東京・兵庫・宮崎が2名、青森・秋田・福島・栃木・山梨・三重・滋賀・岡山・広島・熊本が1名、他0名となっております。
これにもとづき、優勝する可能性があるのは長野県と群馬県のいずれかと予想いたします。
皇后杯の女子駅伝は、雪が降る中で熱戦が繰り広げられ、最後は数秒差での決着と素晴らしい結果になりましたが、男子の大会も、記録を含めて東京五輪に繋がる白熱した内容になることを楽しみにしたいと思います。
天皇盃ということから、栄誉ある大会でありますし、多数の陸上ファンに愛されている大会に位置づけられております。
今回初めて優勝する都道府県予想をいたしますが、予想をする前に、本大会の内容や過去の成績等について、以下に記したいと思います。
まずルールについて触れてみます。
1.走行コースは以下のとおりです。
場所は広島県広島市で行なわれます。
1区は平和記念公園前から井口駅の7.0kmを高校生が走ります。
2区は広島電鉄井口駅から海老園交差点の3.0kmを中学2・3年生が走ります。
3区は海老園交差点から宮島口ロータリーの8.5kmを大学生・社会人が走ります。
4区は宮島口ロータリーから阿品駅の5.0kmを高校生が走ります。
5区は阿品駅から広島工業大学高校前の8.5kmを高校生が走ります。
6区は広島工業大学高校前から草津橋の3kmを中学2・3年生が走ります。
7区は草津橋から平和記念公園前の13.0kmを大学生・社会人が走ります。
以上7区間48.0kmで行なわれますが、各区間において選出できる選手に条件がある事が分かります。
さらに同じ条件でも走行距離が異なるため、チーム戦略を考慮しつつ、各区間に最適な選手を設定することが必須となります。
よって、各区間に適した選手が多い都道府県が、優勝や入賞を得る確率が高い大会と整理できますが、12月の高校駅伝、初春の箱根駅伝・ニューイヤー駅伝に出走した選手を本大会に出走させるか否かを判断したり、想定外の事象にも柔軟に対応できる補欠選手選びがありますので、監督・コーチは左脳を酷使して大会に臨むべきであると言えるでしょう。旅行感覚で広島に行くのはタブーです。
2.ふるさと競技者制度という独自ルールがあります。
大学生と社会人については、生まれ育った都道府県の選手として出場することが可能です。箱根駅伝に出走したいため上京している大学生や、転勤により引越しをした社会人等が、地元チームのメンバーとして発奮する事ができます。
チーム力を補強できる面もありますので、優勝の行方を占ううえで、大きな要素と整理できます。
続きまして、予想をするうえでの参考データについて触れてみます。
1.過去10年の1位→5位になった都道府県です。
2007 兵庫・長野・佐賀・長崎・熊本
2008 長野・愛知・兵庫・熊本・埼玉
2009 長野・兵庫・宮崎・福岡・福島
2010 兵庫・福島・埼玉・広島・長野
2011 栃木・長野・広島・京都・三重
2012 兵庫・東京・熊本・栃木・愛知
2013 兵庫・東京・愛知・埼玉・千葉
2014 長野・埼玉・群馬・長崎・宮崎
2015 埼玉・宮城・東京・群馬・鹿児島
2016 愛知・広島・埼玉・静岡・長野
2.各都道府県の過去最高順位です。
北海道 18位
青森 22位
岩手 11位
秋田 8位
宮城 2位
山形 23位
福島 2位
栃木 1位
群馬 3位
茨城 6位
埼玉 1位
千葉 5位
東京 2位
神奈川 9位
新潟 11位
長野 1位
山梨 23位
富山 10位
石川 16位
福井 9位
岐阜 5位
静岡 3位
愛知 1位
三重 5位
滋賀 4位
京都 1位
大阪 7位
奈良 12位
和歌山 26位
兵庫 1位
鳥取 12位
島根 12位
岡山 7位
広島 1位
山口 4位
香川 21位
愛媛 22位
徳島 10位
高知 10位
大分 5位
福岡 1位
佐賀 2位
長崎 3位
宮崎 3位
熊本 2位
鹿児島 1位
沖縄 35位
3.持ちタイム上位10傑(中学:3,000m)です。
1位 林田(長崎)
2位 服部(愛知)
3位 佐々木(岩手)
4位 馬場(愛知)
5位 鈴木(静岡)
6位 志貴(山形)
7位 木村(長野)
8位 白鳥(埼玉)
9位 松山(栃木)
10位 石井(千葉)…補欠エントリー
11位 田村(山口)
4.持ちタイム上位10傑(高校:5,000m)です。
1位 遠藤(福島)
2位 名取(長野)
3位 吉田(広島)
4位 齋藤(秋田)
5位 大森(栃木)
6位 中谷(長野)
7位 西山(群馬)
8位 塩澤(三重)
9位 加藤(兵庫)
10位 神林(熊本)
5.持ちタイム上位10傑(大学・社会人:10,000m)です。
1位 設楽 悠太(埼玉)
2位 浅岡 満憲(千葉)
3位 上野 裕一郎(長野)
4位 梶原 有高(静岡)
5位 寺内 將人(和歌山)
6位 潰滝 大記(千葉)
7位 神野 大地(愛知)
8位 今井 正人(福島)
9位 田村 和希(山口)
10位 小椋 裕介(東京)
6.持ちタイム上位10傑(都道府県:48km)です。
1位 長野県
2位 群馬県
3位 東京都
4位 静岡県
5位 栃木県
6位 千葉県
7位 愛知県
8位 広島県
9位 兵庫県
10位 埼玉県
7.主なふるさと競技者です。
今井 正人(福島)ニューイヤー駅伝4区区間2位
横手 健(栃木)ニューイヤー駅伝4区区間4位
戸田 雅稀(群馬)ニューイヤー駅伝1区区間賞
設楽 啓太(埼玉)ニューイヤー駅伝1区区間28位
服部 弾馬(新潟)箱根駅伝1区区間賞
神野 大地(愛知)ニューイヤー駅伝4区区間7位
山中 秀仁(大阪)ニューイヤー駅伝3区区間6位
鎧坂 哲哉(広島)ニューイヤー駅伝2区区間25位
市田 宏(鹿児島)ニューイヤー駅伝6区区間賞
以上の情報をもとに、優勝予想をいたします。
1.前年は入賞(8位以内)していた。
過去10年間で、前年は入賞できず当年優勝したケースは2例(栃木:13位→1位 愛知:失格→1位)しかなく、サプライズの可能性は低いと思われます。
2.連覇が非常に困難。
過去10年間で2回しかなく、連覇の可能性は低い大会と思われます。
3.過去5年以内に入賞していた。
過去10年間すべてに合致しますので、過去5年以内に入賞していない都道府県が優勝する可能性はほぼ0%と思われます。
4.高校生の選手層が重要。
過去10年間すべてにおいて、4区を完走した時点で入賞圏内に入っていたことから、4区間のうち2区間を走る高校生の能力が、優勝を占ううえで非常に重要となります。
過去の区間タイムを見ると、1区・4区ともに1kmあたり2分50秒前半ペースで走れる選手が区間賞や区間上位となっておりますので、公式大会や記録会において、5kmのベストタイムが14分10秒以内の選手が多いチームが優勝に近いと整理できます。
本大会でこの基準を満たしている選手数は、長野が3名、群馬・東京・兵庫・宮崎が2名、青森・秋田・福島・栃木・山梨・三重・滋賀・岡山・広島・熊本が1名、他0名となっております。
これにもとづき、優勝する可能性があるのは長野県と群馬県のいずれかと予想いたします。
皇后杯の女子駅伝は、雪が降る中で熱戦が繰り広げられ、最後は数秒差での決着と素晴らしい結果になりましたが、男子の大会も、記録を含めて東京五輪に繋がる白熱した内容になることを楽しみにしたいと思います。