フランスに住んで、右向いて左向いたら、もう一昔経ってた。 10年なんてあっという間だ。 最近年のせいか、若い頃が懐かしい。 あの頃、私は何を考えて、フランスくんだりまで来ちゃったんだろう? ブログで振り返ってみたい。 そう、あの頃は・・・・・ハァッ!(和田アキ子風に・・・)
バブルの真っ只中、私は20歳だった。 あの頃のテレビはやたらと海外ロケしてて、「ニューヨーク恋物語」なんか日本人がニューヨークで恋に仕事に大活躍しちゃってた。 カッコよかった。 雑誌には海外で働く日本人の特集満載! バリバリのキャリアウーマン(死語?)が、デスクにチョコッと半ケツで、電話してるのだ。 これだ! 私も海外で暮らしたい!! 日本を飛び出せ!!! でも、どこへ行こう? ・・・・・・・パリだ。 フランスだ。 モードの都だ。 パリの地下鉄にコムデ(懐かしい・・・)の服を着て乗るんだ。 ちょっと疲れた顔でカメラもリュックもガイドブックも持たずに。 フランスパンを持って歩きたい! 朝、クロワッサンをカフェオレボールに浸けて食べたい! 行きつけのカフェのギャルソンから、ボンジュールとか言われたい!
でも、行かなかった。なんでだろう?金も時間も勇気も無かった。 専門学校、バイト、就職、仕事、気がついたら24歳になってた。 中学生じゃあるまいし、「目的ないけど、フランスにちょっと住んでみたい。」」なんて、恥ずかしくて言えなかった。 かわりに嫁に行った。彼は親の金で1年間アメリカ留学してて、羨ましかったけど、愛してたから待ってた。 堅実な選択のはずだった。 いい結婚式だったし、それなりのゴタゴタはあったけど、どこにでもある平凡な幸せが一番と自分に言い聞かせた。 同時に引越し、転職、共働き、子供なしで3年が過ぎた。二人共、仕事が忙しくてすれ違ってた。
ある夜、夫が話があると言う。 別れたいんだと。 そこまで思っていたとは・・・・・うかつだった。 まぁ詳しい話は別の人のブログを見てもらうとして・・・・とっ とにかく、転機だ! そうなんだ、私の人生このままで終わるはずがないと思ってた。 どうしよう? 何をしよう? 働いてたから金はある。 退職したから時間もある。 はぁ~子供作ってなくてヨカッタ・・・・・で、何がしたいか? そうだ、思い出しだ、フランスだ。 フランスへ行きたかったんだ。 今度こそ、行こう! もう、迷わない。 離婚して仕事も辞め、どうせ失うものも、もう何も無いんだから。
相変わらず目的はないが、いい訳はできた。 フランスで離婚の傷を癒すのだ。 日本を離れて、これからの人生について考えるのだ。 行ってみてわかったが、こういう30女はけっこう来ていた。 当然、話が合った。