「正しい戦争よりも、不正な平和のほうが良い」

 ローマの政治家、雄弁家のキケロ(紀元前106~紀元前43)の名言です。

 キケロの言う「不正の平和」というのは、他国に不当に譲歩する軟弱外国や、政治的に腐敗して、戦争どころではない、といった状態を指すと思っていいでしょう。それでも、正当化された戦争をやっている状態よりはマシだとキケロは言うのです。

 まあ、本当にその通りかもしれません。もし自分が69年前に生きていたらと思うと、ゾッとします。日本人がたくさん移り住んでいた中国や朝鮮半島から、命からがら逃げ帰ってきたとか、東南アジアの戦場で食べる物が全く無くて、餓死者もバンバン出て、それでも生きるために雑草を煮て食べていたとか、空襲や原爆の経験談だとか、その関係の記事がこの時期、新聞とかに載っていますが、つくづく、今の平和な時代は、貴重だと思います。

 ちなみに今の時代はマネー・ウォー(お金の戦争)の時代と言われています。確かに、お金を稼ぐのは、リアル・ウォー(本物の戦争)とはまた別の、困難な戦争なのかもしれません。
 「一度も失敗しなかった人間とは、一度も挑戦しなかった人間の事である」

 フランスの作家ロマン・ロラン(1866~1944)の代表作「ジャン・クリストフ」に出てくる名言だ。

 失敗を恐れていては、何も成し遂げられないという事を述べたもの。

 彼はその生涯を、人類愛と平和主義に捧げた実践家であった。

 さて、最近私は、自分の蔵書をスキャンして電子書籍化する作業を始めた。数百冊あると、もう本棚が一杯である。処分したくても、また読み返したくなったら、と思うと処分する気にはなかなかなれない。でも、巨大地震でも襲って来たら、倒壊してひとたまりもないだろう。部屋の場所もとられているし、まあ、いろいろ頭を悩ませていたところ「大量の本や雑誌を電子書籍化してPDFにすればスペースを広くできる」というネットの情報を鵜呑みにした私は「これなら自分にも出来そうだ」そう思って軽い気持ちで始めたはいいが、ここからが地獄の二丁目の入り口となった。

 まず、本の背表紙切り取ってページをバラバラにする作業だ。ディスクカッターとかいうものでは40枚位しか切れないので、その前の作業として、カッターマットをしいて、文具用よりもずっと太い工作用の大型カッターナイフで本を4分割とかにバラしていく。それにしても下敷きのカッターマットだが、特殊樹脂を使っているらしく、独特の化学溶剤臭がする。こりゃ室内保管は無理なレベルだ。ネットには「しばらく天日干しすればニオイがしなくなる」とか書いてあるのでやってみたが、個人的にはやっぱりそれでもゼロにはなってくれなかった。どうしたわけか、クシャミと鼻水が止まらなくなる。花粉症とかアレルギーとかそんな感じだ。それと大型カッターナイフを使う作業にも鬼門があった。朝、寝起きで作業してたら、手元がすべって、カッターマットからズレて、シーツと布団を「ノ」の字に5センチほどぶった切ってしまった。もう少し手元が狂っていたら自分の脚部を縫うくらいの大怪我をしていたかもしれない。それと切れ味が鈍くなった刃は当然交換だが、新品の刃は良く切れるので、注意しながら交換しないと、自分の手を切るハメになる。どうも自分の指が赤いなと思ったら、案の定、指を切っていた。切れた感じがしなかったが、それくらい切れ味がいいということだろう。軍手して作業したほうがいいかもしれない。

 ようやく分割した本は、更にディスクカッターで背表紙を切り落としていく。ひたすら何十回も繰り返すので、力よりも、根気が必要だ。そしてスキャナーに読み込ませる前に、ページがちゃんとバラバラになっているか、一枚一枚めくって確認していく。本の背表紙は接着剤でくっついているので、切断が不十分だと、スキャナーで紙詰まりして読み込みエラーが発生することになる。

 そしていよいよスキャナーで読み込ませていく。40枚位にした紙の束をひたすらスキャナーにそろえて入れていくだけだが、これも力仕事ではないが、ひたすら根気がいる。休み休みやりながら、結局10時間で50冊位の作業スピードといったところか。たぶん、スピードは上げようと思えばもちろん出来るだろうが、飽きてくる、という問題が出てくると思う。飲まず食わずでひたすら何時間もスキャナーに紙の束を入れ続ける私であった。

 試しに最初の百冊ほどスキャンしたところで内容をチェックしたが、ガーン!カラー図鑑が思ったようにキレイにスキャンされていないではないか!。

 どうやら、スキャナーのクリーニングをやらなくてホコリが付着しすぎていたのと、画質の設定が間違っていたようだ。通常画質よりも上の高画質設定もあった事を知らなかったとは・・・。スキャナーのクリーニングもマメにやらなきゃいけないのも知らなかった。思い入れのある専門書もあるので、失敗は許されないのだ。もうバラバラに切り刻んでしまったし・・・。後戻りは出来ない。そんなわけでやりなおしである。

 トホホ・・・こんな事態になるのだったら、1冊スキャンしたところで、きちんと内容チェックをするべきだった・・・。100冊もスキャンしてから内容確認するとは間抜けな奴である。

 今日一日かけてまた始めからやり直したが、結局半分の50冊しかスキャンできなかった。ま、残りは次の休みの一日かけてやり直しますかねぇ・・・。ネットとか雑誌の記事だと「カンタン電子書籍化!」などと書いてあるが、確かに最初の1冊2冊は楽しいんだけど、ひたすら、本を分解する作業、スキャナーに紙を入れる作業を数十冊、数百冊分繰り返してやる作業というのは、覚悟してのぞんだほうがいいでしょう。長編コミックとか大変そうだなあ。だがしかし、様々なデメリットをさっ引いても、電子書籍化のメリットは大きい。まず、捨てるに捨てられなかった本が無くなる事で部屋が驚くほど広くなる。不動産事情の悪い日本の住宅では、これは本当にありがたい。それから、いちいち本を引っ張り出さなくてもパソコンとかの端末でいくらでも持ち運べて読めるようになる。隙間時間に携帯端末で読みきれないほど読書可能だ。また、字が小さくて読みづらかった本も、拡大して読みやすくなるし、OCRでコピペも出来るし、手間さえ惜しまなければ、便利なことこの上ない。

 それにしても、新しい挑戦には常に、失敗は付き物である事を思い知った私であった。
 もちはもちや 同じ餅でも、餅屋がついた餅が一番うまいという意から、何事においてもその道の専門家がいるというたとえ。また専門家に任せれば間違いないというたとえ。
 うまはうまかた 素人や未熟な者がてこずる馬も、馬方が手綱をとれば意のままに動く事から、本職は本職だけの事があるということ。難しいことは専門家に任せたほうがよいという意味に使われる。

 さて、日常生活においてかなりがっかりすることのひとつは、自分のクルマ操作を誤ってキズをつけてしまうことだろう。

 私もバンパーを「ガリッ」とやってしまった。このままではあまりにも見苦しい。

 素直にディーラーか板金屋さんに持っていけばいいものを、ホームセンターのカーグッズコーナーで、自分で補修する材料を売っているメーカーの「補修のコツ」とやらのDVDとパンフレットを見た私は、つい「やってみよう」と思い、手を出してみたが、ここからが地獄の一丁目の始まりであった。

 パンフレットの通り、パテを盛って紙ヤスリでならし、次に塗装する。文字にすると簡単そうだが、パテを盛ったり削ったり、マスキングテープと新聞紙で車体を覆い、下地のプラサフ、カラー、クリアーと順番に吹き付けていく。地味な作業で根気がいる。更に一週間ほど乾燥させたら最後にコンパウンドで磨く。中々、骨の折れる作業だ。

 あれってDVDやパンフレットを見ると、何となく簡単そうに思えるが、屋外の作業なので風が強く、しかも風向きが変化するので容赦なく自分にも塗料が飛んでくる。そして、各種作業は炎天下、強風、夕立など悪天候に苛まれ、悪戦苦闘の連続になった。また想定外に時間、更には、材料や作業用品に出費が嵩むものだ。ま、補修材メーカーにしてみれば、買ってもらわなければ商売にならないので、それが目的なのだが。

 まあ、何とかそれらしく補修出来ましたが、板金屋さんの苦労が、よーくわかりました。ビジネスの関係もあるのでしょうが、補修材のメーカーのパンフレットやDVDで「素人にもラクラク補修!」みたいな宣伝は、ちょっと誤解を生むかも知れぬ。結構、ハードルは高かったですよ。

 でも、DIYが趣味の人にはかなり楽しめるかもしれません。そうじゃない人の場合、浅く擦ったキズなら、タッチアップペンで目立たない様に塗りつぶしてキズ隠しして、ザックリ深くやってしまったキズは無理せず、クルマ屋さんに頼んだほうが時間と手間の節約になるかもしれません。クルマの整備や修理などは結局、やれる範囲は自分でやって解決するか、出来ない範囲はお金を払って専門家にやってもらうかの、二者択一になるのですから。
 春に北風が吹く時、冬に南風が吹く時、更にいつでも東風が吹く時は、雨が降る前兆、ということわざである。ビジネスと天候は密接に関係している事が多いので、天気のことわざは覚えておくと役立つだろう。

 それにしても、今日は北風が強い上に、午後は雨が降って来た。

 思い切って傘を新調したのだが。

 店を出て傘を広げた瞬間、強風が!

 傘は通常、矢印形↑だが、一瞬にしてY字形にめくれ上がってしまった。

 傘の骨は折れてしまったので、もう使い物にならない。

 傘さん、短い間でしたが、ありがとうございました。
実生活に必要では無い非生産的な事をするよりも、実生活に役立つ仕事に精を出す方が良い、という戒めのことわざである。

さて、日本の社会は、学校でも会社でも政治でも、あらゆる組織で「ポエム化」が進行している。


掛け声やスローガンは勇ましいが、実際には何も結果が出ていない事も珍しくない。

あの日から三年が過ぎた。

しかし復興や事故の収束はまだ見通しも立たない状況だ。

今の日本人に必要なのは抽象的な掛け声やスローガン、詞(ポエム)なのか、それとも美味しく食べられるお米を作れる水田を再び作り直す実行力が必要なのか。

賢明なあなたなら一目瞭然だろう。
いっきかせい、呵は息を吹き掛ける意、凍った筆に息を吹き掛けて、一気に詞や文章を作り上げる事から転じて、一息に物事を成し遂げる事。

さて、またまた大雪である。

今日も仕事の行き帰りで何台かのクルマが、スリップ事故を起こして立ち往生していた。

でこぼこの雪道で散々な思いをしながらようやく自宅の目と鼻の先の交差点の真ん中までたどり着いた私の愛車は、圧雪したシャーベット状の雪だか氷だか、もはや正体不明の窪みにはまり込んでしまった!

こうなるとスタッドレスを履いていてももう駄目だ。

タイヤは空転するたび、窪みを深くしてアリ地獄にはまったようになっていく。

しかしよりにもよって狭い交差点の真ん中で道を塞ぐ形になってしまった。他のクルマの大迷惑である。

不幸中の幸いは近くに迂回路があった為、事情を説明して他車にはそちらに回ってもらってもらうようにした。

さて私である。自力で脱出は不可能の様だ。駄目で元々でレッカーを呼ぼうと電話をかけるが「事故があまりに多すぎてすぐには無理です」と言う。やっぱり・・・自力出なんとかするしかない。

ふと私は気付いた。自宅にはスキー場に行く時に持っていくためのタイヤチェーンがあるではないか。それを装着したらどうか?

自宅からタイヤチェーンを持ってきた私は吹雪の中で装着作業を始める。手がかじかむ。経験者しかわからないだろうが、寒さと吹雪で装着作業は中々上手く行かない。それでも何とか30分位で取り付けられた。

クルマに乗り込んだ私はアクセルを踏み込む。

呆気ないくらいに、窪みから脱出出来た。

それにしてもタイヤチェーンの威力は凄まじいものがある。
アイスバーンを、カキ氷を作る機械の様にガリガリ噛み砕き、スイスイと進んで行く様は圧巻だ。正に一気呵成である。これで何とか助かった。

ただし、強力な走破性をもたらすタイヤチェーンだか、難点もある。乗り心地がかなり悪化するのとスピードが30キロ出すのが精々になる。
それにしてもご近所皆様、御迷惑お掛けしました。
苦労ばかりあって何の報いも無い、の意味。「労多くして功少なし」とも言う。「骨折り損の草臥れ儲け」と同じ意味のことわざである。


それはそうと、大雪である。


しかし仕事に使う材料が底をついた。買い出し行かねば。


いつもの倍以上時間をかけて店に向かう。

何台かのクルマがスリップ事故を起こしていた。正直、私も雪道の運転は避けたかった。


ようやくの思いで店に着く。


「本日大雪の為、臨時閉店致します」の張り紙があった・・・。

仕方なく元来た道を戻る私であった。

 フランスの小説家プレヴォ(1697~1763)の名言である。

 「マノン・レスコー」で有名な、世界的に名高い小説家である。


 生き生きと活気に満ちて使われた時間は、金のように美しくきらめく。

 逆にダラダラと無目的に使われた時間は、鉛のように重く灰色によどんでいる、と言いたかったのであろう。

 さて、去年の私は時間の管理が下手だった点が目立った為、取引先に随分と迷惑を掛けてしまった。

 気が遠くなるほど叱られる事もあった・・・(自業自得と言えばそれまでだが)。

 今年の個人的な課題としては、徹底した時間という、貴重な資源の使い方の管理を目標の一つにしたい。

 時間だけは一日24時間であり、全ての人間に平等に与えられた資源なのだから。
フランスの文学者・思想家ボルテール(1684~1778)の格言である。

「哲学書簡」でイギリス議会を礼賛し、18世紀フランスの絶対王政を攻撃したボルテールは、小説や劇作でも活躍した。

この格言には、やたらとしゃべりまくる性癖を持つ人に対する、嫌悪感が含まれている。

とめどない饒舌には確かに、耳を塞ぎたくなるものであろう。

私は最近、店に行きたくない。

洋服屋、家電屋、どこに行っても店員さん達が話しかけてくる。

「何かお探しですか?」

「こちらの商品お求めですか?」

もちろん彼ら彼女らにも、きつい販売ノルマがあるのは承知している。

しかし私としては、まずはじっくり、商品を品定めしたいのだ。

それを妨害されて一方的にしゃべりかけてこられると、正直、買う気が失せて、帰りたくなる。

結果的にこのような強引なセールスを、現場の人間に強いるやり方で、リアル店舗からインターネット通販に客が逃げられていることに、愚かな経営者達は、気付かないのだろうか。

私の知る販売の達人は、かつてこう言った。

「最高の接客とは、放っておく事である。」

フランスの法学者モンテスキュー(1689-1755)の格言である。

モンテスキューは「法の精神」で三権分立を説き、その思想はアメリカ独立革命やフランス革命に大きな影響を与えた。

この格言は「饒舌な人ほど中身が乏しい」という意味である。

熟考した上でしゃべろうとすれば、必然的に言葉数は少なくなってくるものであろう。