伊勢神宮内宮をスタートに始めた『熊野古道伊勢路歩き』、5回目となる2月3日は阿曽から梅ケ谷までの14.2kmを歩きました。

大内山川に沿って谷間を登って行く熊野古道は、ほぼ国道に沿っていますが、上流域になるこのエリアは谷間も次第に狭くなって来ます。

今回も終点の梅ケ谷駅の傍の八柱神社にクルマを停め、汽車で出発点の阿曽駅へ向かいます

梅ケ谷駅は国道42号線のそばにありました
【阿曽】
小さな無人駅の阿曽駅で降りて旧道を歩き始めます。
旧道はすぐに国道と合流し、しばらく側道の旅となります。


藤ヶ野まではほぼ国道の歩道を歩きます 高速道路の開通で交通量は少ないですね
【藤ヶ野】
国道を左に折れて、藤ヶ野の集落に入ります。
ここで一匹の飼い猫が近付いてきて、出迎えてくれました。
しばし猫と遊んでいると、古道歩きの若者(単独)が追い抜いて行きました。
聞けば、朝に三瀬谷をスタートして、今日は紀伊長島まで(約35km)を歩くんだそうです(^-^;
景色や遺物をじっくり観る事も無く、黙々と歩くんでしょうが、若さとは、凄いですね。



【柏野】
国道沿いにある『岩船公園』で小休止。
こうゆうトイレ休止が出来る場所があるのは、女性同伴の街道歩きにはとても重要な事ですね。




【宮原】
国道を横切り、大内山川の橋を渡って今度は対岸の田園地帯を歩きます。



宮原の集落へと入って行きます。
ここはJR伊勢柏崎駅がある集落で、旧街道沿いに落ち着いた佇まいの家並みが続いていました。




【崎】
宮原を過ぎると街道は川沿いになり、開けた感じで民家もまばらになりますが、民宿やアユ料理の店などがあって、アユ釣りの名所らしいです。




【駒】
昼食後は国道の歩道をしばらく歩いて、右に分岐し駒の集落へと入って行きます。



【松原】
また国道を横切って、松原の集落に入ります。
街道は国道にほぼ並走していますが、交通量が減った為か此処も静かな集落でした。



この日唯一の地道区間は大内山川の右岸を大きく回り込む山道です。
もちろん本来の熊野古道ですが、古道歩き以外では使われる事の無い山道で、舗装路に馴れた脚にはギャップが凄い(^-^;



【芦谷】
山道が終わると田んぼの中の農道になり、国道を越えて芦谷の集落に入ります。
旧大内山村の中心地で、昔は賑わったであろう宿場の景観を残しています。



【大津】
芦谷からは国道の歩道が殆どの道で、所々に残る旧道に入っては出る…を繰り返します。
旧道にはそこかしこにお地蔵さんが遺っていて、今でも大切に守られている様ですね。







次回はいよいよツヅラト峠を越えて、太平洋岸の紀伊長島へ出ます。
つづく