里見の城を歩く② 安房国 岡本城 登城日2014.12.06

城郭構造 平山城(海城)
築城主 岡本氏
築城年 ?
主な改修者 里見義弘
主な城主 岡本氏、里見氏
廃城年 1590年 ?
遺構 曲輪、土塁、堀切、石積み、虎口、舟溜り
指定文化財 市史跡
所在地 千葉県南房総市富浦町豊岡(里見公園)
築城主 岡本氏
築城年 ?
主な改修者 里見義弘
主な城主 岡本氏、里見氏
廃城年 1590年 ?
遺構 曲輪、土塁、堀切、石積み、虎口、舟溜り
指定文化財 市史跡
所在地 千葉県南房総市富浦町豊岡(里見公園)
次に訪ねたのは豊岡の海岸に出て岡本城跡です。
この城を築いた岡本氏は古くから安房の水軍の首領の一人だった様で、湾になって浜と磯がある富浦に船溜りを設け、背後の崖山に堅城:岡本城を築いていました。
この城を築いた岡本氏は古くから安房の水軍の首領の一人だった様で、湾になって浜と磯がある富浦に船溜りを設け、背後の崖山に堅城:岡本城を築いていました。
義実の頃から里見氏に合力していた様ですが、里見義弘の求めに応じて居城を明け渡した当主:岡本安泰は里見氏の家老となっています。
義弘はここに義頼を置くとともに、大改修を掛けて水軍の拠点としましたが、里見家当主となった義頼はそのまま岡本城に住み、その子の義康が館山城を改修して移るまで、里見氏の拠点でした。

鋸山を越えるといよいよ里見の本拠地安房の国です
岡本城を歩く
上総と安房の境に横たわる“鋸山”を越えると、山の植生がかなり違うのに気が付きます。
モコモコとした広葉樹に覆われた、南国風の山々を眺めながらクルマを走らせ、館山道の終点の富浦ICでR127を右折すると、すぐに海岸に出ます。
上総と安房の境に横たわる“鋸山”を越えると、山の植生がかなり違うのに気が付きます。
モコモコとした広葉樹に覆われた、南国風の山々を眺めながらクルマを走らせ、館山道の終点の富浦ICでR127を右折すると、すぐに海岸に出ます。
R127を道なりに北上し、小学校を過ぎた“切通し”の所に右に入る道があり、『里見公園』の看板がありますが、ここには駐車場が無いので、少し先の短い隧道を越えた信号を左折して浜に出て、『豊岡海水浴場』の駐車場に停めます。
*判りにくいけど、空き地にロープで区画がしてあります
*判りにくいけど、空き地にロープで区画がしてあります

駐車場から見る城址 岩山を削って造ったのが判ります
城址へは少し歩くので不便な様ですが、この駐車場の前の岩場に当時の船着き場の痕跡を確認できるのです。
海城に来て船着き場を見ないと片手落ちだから、ベストな場所なんです。
海城に来て船着き場を見ないと片手落ちだから、ベストな場所なんです。

軍船を繋ぎ留める柱跡? 舟屋の柱跡? 桟橋の柱跡?
漁師町らしい狭い路地を歩いて、城址に向かいます。

ここの石段を右手方向に登って行きます

斜面に段々とある郭は名産の枇杷畑になっていて、登城路は農作業に使われています

山上の郭はあまり広くなく、御殿などの住居は浜に近い麓にあったんでしょうね

山上からの景色
海と山。美しく豊かな自然に囲まれて、此処を居城にした義頼の気持ちが判る様な…、去るのが惜しい気になる景色でした。