日本100名城  №23  小田原城          登城日 2013.02.16
 
小田原城のつづき
 
 
4.復元エリア
 外に出て、南側の復元されたエリアを歩いて見ます。
本丸大手の常磐木門、二ノ丸大手の銅門とも見事な枡形門で、その外側の水堀もキレイで、南から見ると立派な城に見えますね。
 
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復元:常磐木門
門前に階段があるとリアリティーが増します
  
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 復元:銅門
  
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石垣、白壁、見越しの老松、その向こうに天守… 典型的な城の風景ですね。
銃眼の密度がすごいw
 
 
 江戸期の250年の歴史があり、懸命に守って生きた人がいるのは事実です。
 
 
5.発掘説明会
 最後に御用米曲輪の説明会に入って見ます。
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御用米曲輪は幕府の用米を保管する倉庫があった場所です
  
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  こうゆうの、昔は年配者ばかりで少人数だったのに、今は若者が多くて人数も凄いんですね。
100人くらいずつ3つのグループに分かれて説明を聞きます。
概要は北条氏の主要な居館は本丸の八幡山にあると思われていたのですが、江戸期の本丸近くから、それらしい遺構が発見されて、今までの説が覆るかも… という説明でした。
 
 
6.下城
 結局、北条の本拠地を見に来て、大久保氏の遺構しか見ていません。 この城、特に天守は観光目的でかなりな“やっつけ仕事”になっているのが判りました。
以前は北条といえばマイナスイメージが有るのは否めませんでした。一般の“城の概念”といえば白亜の天守でしたし、小田原城の復元テーマに“大久保”を選んだのも仕方ないかも。
でも時代は変わりました。一般の人達も知識をたやすく得られる時代で、豪華なまがい物より真実に即したホンモノこそが求められています。
駅前の銅像に見られる様に、小田原市民の誇りは北条だし、我々愛好家も小田原といえば北条です。
再度訪問して、今度は北条氏の痕跡をじっくり見て廻ります。
*大久保家関係者のみなさん、ごめんなさい。