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パスカル進学教室 教室長のブログ

千葉県茂原市にある学習塾、パスカル進学教室の教室長の雑記です。
学生さんや保護者の方々に役立つような情報を配信できたら…と思います。

余録:自動車産業の七曜異変


 「万事良し。財宝に縁あり。商人は利徳倍増。不信心の輩(やから)は病あるか、口舌ごとあるか、食あたり等あり--」。
何かの運勢のようだが、はておみくじか、星占いか……。実はこれ、江戸時代の雑書が記している日曜の吉凶なのである。


平安時代に空海が日本にもたらした七曜は朝廷の暦に記され、大安や仏滅などと同じく日々の吉凶判断に使われた。
実用的意味が生じたのは日曜が役人の休日となった明治以降である。
曜日そのものはユーラシア大陸の東西で1000年以上の間一日もずれていない。


▲岡田芳朗さんの「暦のからくり」が紹介する先の書物では、木曜は吉、金曜は凶だが、信心する者は諸事利徳ありというから気にしなくていい。
それより、その両日が休日になるという動きの方は暮らしへの影響が大きい。


▲夏の節電対策として自動車産業が全国一斉導入する土・日曜から木・金曜への休日の振り替えが始まった。
電力需要の多い平日に休み、供給に余裕のある土日に操業して電力不足をしのぐ取り組みだ。
これで部品メーカーも含む全国約60万人の1週間が様変わりする。


▲夫婦や子供の休日がばらばらになる家庭には「吉」とはいえぬ節電休日だ。
企業城下町では保育所の土日受け入れや交通機関の休日ダイヤの入れ替えも行われる。
また休日の混雑が分散する小売業や外食産業は全体の売り上げ増を期待して「吉」の卦(け)を見込んでいる。


▲裾野の広い自動車産業でのこの七曜異変、吉凶さまざまな余波が多方面に及びそうだ。
ただ不測の大規模停電という最悪の凶事を避けるには、七曜伝来以来の試みもこれまた仕方がないというべきか。


***社説終わり***


私も占いは好きなのですが、基本的には「いいことだけ」信じます。
世の中のほとんどには、原因と結果があるから、すべてを運のせいにするのは違うのかな、とも思っています。

最善を尽くして、それでも結果が悪かった時は「まぼろし、まぼろし」と自分に言い聞かせて、セルフコントロールです。

結構使えますよ☆


パスカル進学教室(茂原市)

余録:熱中症防止策


 試飲サービスというとデパ地下が思い浮かぶが、江戸時代も試飲で人気だった商売がある。
その売り声は「本家烏丸、ビワヨーオートー」--京都・烏丸に本舗があった「枇杷葉湯(びわようとう)」というビワの葉と薬草類を煎じた薬湯のことである。


▲売り声はこの薬湯が暑気あたりや霍乱(かくらん)、今でいう熱中症に効くと続ける。
そしてお代はいらない、みなに振る舞うので、よかったら買ってくれというのだ。
夏の間、店頭や行商の路上で行き交う人に振る舞ったが、おかげで枇杷葉湯は浮気な人を指す言葉になった。


▲「売りながら枇杷葉湯は立ちくらみ」の川柳もあって、その薬効のほどは知らない。
しかし炎天下の往来で通行人に水分をとらせたのは熱中症の防止に大いに貢献したろう。
この夏、その熱中症防止策がひときわ気がかりだ。


▲きのうは九州南部で平年よりも16日、昨年より22日も早い梅雨明けとなった。
すでに関東地方も先日、梅雨時としては記録的な暑さに見舞われている。
来月は西日本・東日本ともに気温は高めになりそうだとの見通しを聞けば、なかなか厳しい節電の夏が予想される。


▲猛暑の昨夏、熱中症で手当てを受けた人の半数は65歳以上だった。
節電の呼びかけに一生懸命に応じようとする律義さが健康を損ねる結果を招いてはやりきれない。
エアコンの上手な使い方や水分補給など、周囲もお年寄りには十分な目配りをしたい暑さとの戦いだ。


▲気象庁は今夏、35度以上が予想される猛暑日に「高温注意情報」を出して熱中症に注意を呼びかける。
猛暑対策でも、お代はいらない、みんなに振る舞うとの心意気をあちらこちらで見たい震災の夏だ。


***社説終わり***


節電も大切ですが、一番大切にしてほしいのは自身です。
皆が知恵と工夫を使い、この夏を乗り越えられることを願っています。


パスカル進学教室(茂原市)

いつもの散歩道を狭く感じたのは、左右からせり出す草垣のせいだった。
ひと雨ごとに緑が深まり、ガサゴソと葉を広げ、つるを伸ばす。
この時期、植物にみなぎる生命力は怖いほどだ。


〈夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡〉の句も、新暦なら今ごろだという。
芭蕉は草いきれの高台に立ち、ここ平泉で非業の死を遂げた源義経ら、500年前の武人たちに涙する。
「おくのほそ道」の佳境である。


岩手県平泉町の中尊寺や毛越(もうつう)寺が、小笠原諸島に続いてユネスコの世界遺産に登録された。
平安末期、奥州藤原氏3代が砂金の財力で築いた地方政権。
辺境差別に抗し、戦乱に散った万物の霊を慰める「この世の極楽浄土」を志すも、本州統一に燃える源頼朝に滅ぼされる。
義経との縁が仇(あだ)となった。


「夏草や」を芭蕉の随一とする研究者は多い。
その一人、ドナルド・キーン氏(89)はかつて、平泉について「浄土の印象が強い。あの世が要らない」と、盛岡でのシンポで語っている。


氏によれば、アンコールワットや敦煌など、名だたる仏教遺跡には辺境に佇(たたず)むものが少なくない。
平泉の違いは、忘れ去られた期間がない、一度も死んでいないことだという。
俳聖が〈五月雨の降り残してや光堂(ひかりどう)〉と詠んだ金色堂は、時の風雪に耐えて輝く。


東北が未曽有の災害に遭い、惨状を見たキーン氏が日本国籍の取得と永住を決めたその年、北の浄土は世界の宝になった。
仏縁という言葉がふとよぎる。悠久を生きる平泉にいま一度、鎮魂と再生が託された。

***社説終わり***


世界遺産のニュースは、とてもいいニュースでしたね!
時間がある方は、平泉を観光するのも素敵かもしれません。


パスカル進学教室(茂原市)