カセットテープのデジタル化 その1;デジタル化の背景、理由
昔カセットテープに録音した音源をPC系の環境で楽しめる様に、
デジタル化しようというものである。
デジタル化するということは、カセットテープの経年劣化などから
基本的に開放することである。基本的というのは、ハードディスクや
CD/DVD/ブルーレイやメモリ媒体などにデジタル保存しても、
それぞれの媒体の故障や劣化は避けられないからである。
残念なことに、カセットテープ以前のオープンテープはずっと以前に既に全て
廃棄してしまっている。しかも、カセットテープへのダビングもしていない。
また、カセットテープについても、おそらく100個以上持っていたが、
これも廃棄してしまっている。
今思い返すと残念であるが、当時は若さゆえ手元にある物の価値が分かっていなかった。
それに、テープ録音は一定期間保持して楽しむことで目的を果たしていて、
10年あるいはそれ以上の長期間に亘っての保存ということへの意識が無かったのである。
ところが、近年、カセットテープやビデオテープなどアナログ媒体が再生不能になったり、
デジタル系への移行のための機材が故障したり、廃棄されることでデジタル移行できなく
なるとの危機感が強まってきている。
加えて、自分に与えられた人生の残り時間が少なくなってきたため、
やっと、デジタル移行を開始した。
実は、以前、実験として一度やってみたことが有ったのだが、その手順が今でも有効
なのか?、再確認することからはじめた。