成功したシステム開発の理由 その2
3段階開発
まったく新しいシステムを開発する場合、多くの場合失敗しました。
技術というものは、段階的に進むものであり、あらかじめ何もせずにいきなり
事が成し遂げられるものではないでしょう。
第1版ではQCD(品質、コスト、納期)の何れの面でも大きな問題、課題を残し、
第2版では、第1版の問題、課題を改善し最低限の実用レベルの機能、性能をを実現し
第3版では、より良いレベルに改良し、一応の完成となります。
すなわち、ビジネスとして見た場合、第1版のみで開発が成功するという計画自体が甘いのです。
第1版~第3版を含めて、はじめから見込んでおくべきです。
研究段階、試作&評価段階、本作/商用版といった3段階で進めることも上記のことと同じことだと
言えるでしょう。