システム開発はなぜトラぶるか No2;スケジュール作成 | pascal990のブログ

pascal990のブログ

ブログの説明を入力します。

システム開発はなぜトラぶるか No2;スケジュール作成

書くべきことは、たくさん有りますが、それだからこそ結論(めいたこと)を
早めに書くことにしましょう。

なお、
以下の記述内容はあくまで私の経験(30年以上の)に基づくものであり、全業界、技術者に言えることではありません。


・全体を細かく別けて何をいつまでに作成するという明細を明確にした上でスケジュールを立てることを怠っている。

→ソフト屋は、スケジュールを書くのが嫌いなんです。
 ですから、書けない理由をなんだかんだ申し立て書こうとしないんです。
 そもそも納期自体が根拠ないもので、顧客の希望を丸飲みするか、できそうもない場合は、
 多少延ばす交渉をして営業主導で受注契約するのですから。
 ソフト屋の本音は、そこそこ頑張るがダメなら元々無理だったと言い訳けすだけだということです。

・数名以上で分担しているが、全体、全員を統括管理していない。各自一生懸命やっているのだから大丈夫だろうという楽天的プロジェクト運営。

→ソフト屋の多くは、他人のことは感知しない人種です。全員ではありませんが。
自分の任務、分担をやりさえすれば後は知らないという態度です。


・ラストスパートすれば、何とかなるだろうという安易な状況把握。

→毎日、毎週、進捗報告、遅れ報告する側も、報告を受け対策を打つリーダ、管理者側も
 きらいなんです。何がきらいかというと、面倒だし、来る日も来る日も厳しい進捗会議がです。
 和気藹々と、仲良く、仕事をしたい人々なんです。
 ヤイのヤイの言い合うのはいやですからね。

・プロジェクトリーダの上司(通常課長クラス)は、プロジェクトリーダに任せっ切りで放任している。

→事細かにチェック、管理するのは面倒ですからやりたくないんです。やれば、何か問題指摘せざるをえないものです。気が滅入るものです。

・進捗把握を定性的な報告で済ませていて、定量的、客観的な管理がなされていない。

→定量的に進捗を把握することは、仕事を定量化し定量的に進める必要が有ります。
 また、それなりに時間がかかるわけで、しかし、ぜんぜん進捗を稼げないのです。
 ですから、「会議や報告に時間を使うくらいなら実作業をさせてくれ」というのが報告嫌いのソフト屋の決まり文句です。


以上、あくまで私の経験(30年以上の)に基づくものであり、全業界、技術者に言えることではありません。