♪ぜんまいな毎日 -76ページ目

【168】しめきりは月ようび

『そう、そうでやんす♪』



『一番感動なのはラストよね~』

『あそこは泣けるでやんす』

『次に好きなのは出会いのシーン、切なくて緊張しちゃう♪
…あの時は、まだ
お互いの運命に気付いていないのよねぇ~』


今、からくり大江戸で話題の本



【土俵の中心で待ったと叫ぶ】の話で盛り上がる

なめざえもんとずきんちゃんの2人


あまりに夢中になりすぎて




なめざえもんの声を聞き付けて遊びに来た

【わたあめ姫】に全然、気がつかない



『なんの話しているでごじゃりますかーー!』



大声を出して、やっと気付いてもらえても


まだ
【土俵の中心で待ったを叫ぶ】を読んでいない
わたあめ姫は、ちんぷんかんぷん…

ずきんちゃんに
『読んでみる?』と優しい言葉をかけられるが




『もう読んだでごじゃりまする!』

…素直に本を借りるコトができない


仕方ないので

わたあめ姫は、ぜんまいざむらいに
【土俵の中心で待ったを叫ぶ】を借りようと聞くが




『あの本、
スゴイ人気で中々、手に入らないんだ…』


『では…どうすれば読めるでごじゃりますか?』


そこで、ぜんまいざむらい

わたあめ姫を連れて

からくり大江戸中のありとあらゆる本が置いてある



【からくり大江戸図書蔵】へ


無事、お目当ての



【土俵の中心で待ったを叫ぶ】を借りるコトができた
わたあめ姫だったが


この本、漢字が多く

なかなか読み切れず返却日の月曜日になってしまう




【だんご屋いっぷく】で
本を読みながら
ウトウト居眠りしてしまったわたあめ姫、


目が覚めると

『おしっこ…』



本を置きっぱなしでトイレに行ってしまう



その本を見つけたぜんまいざむらい達



『おやっ!?
あのコったらまた借りた本を置きっぱなしだよ』

『確か…今日が本の返却日でござるよ』

『後で注意しておかなきゃ!』


しかし…



トイレから、

わたあめ姫が帰ってくると置いてあった本が
失くなってしまっている!


『失くなってしまったモノは返しようがないでごじゃります』

あっけらかんと答えるわたあめ姫に


ぜんまいざむらいは



『図書蔵の本は君だけモノじゃないよ、
皆のモノなんだ
失くなったら次に読みたい人が困るだろ?
君だって
自分が読みたい本が図書蔵から無くなったら
悲しいだろ?』

わたあめ姫を説得し、一緒に本を探しに行くコトに


『あっ!』



『きっと、さっき出て行った客だ!』


『まだ、そこいらにいるはずだよ!』

慌てて追いかける
ぜんまいざむらいとわたあめ姫


一方、
盗人の客は人気の
【ドヒョチュウ】を手に入れ、



『やっと読むコトができる』

にんまり顔(笑)


しかし!


『待てーーー!』



すぐに、ぜんまいざむらい達に見つかってしまう


逃げる盗人客に、わたあめ姫は


『わたあめクルクル、クールクル♪
ご機嫌ななめで、にわか雨ーー!』




飴の雨を降らせ、客の足を滑らせて足止めを!


更に、そこに!



『勝手に本を盗むなんて許せない!』

ぜんまいざむらいは客(盗人)に【必笑だんご剣】を!





『そうだよなぁ♪
いくら読みたいからって盗んじゃダメだよなぁ』




改心した客に本を返してもらったわたあめ姫


無事、しめきりの月曜のうちに



図書蔵の返却箱に本を返すコトができ、




『これからは借りた本は大切にしようネ』

『ハイ♪で、ごじゃりまする~♪』

笑顔で帰って行くわたあめ姫なのでした。

【167】今日の天蓋男



『ぜんまいざむらい、
今日は…なんだかなぁ~』


『…でもネ♪』






『今日は天ちゃん、チーズを食べて♪』




『ん~♪』




『もうハッピーなの!』






『久しぶりのご馳走で♪』





『あらっ!?』




『あちゃぁーー!』





『助けて、ちょっと…』



果たして…天蓋男を助けて恩返しはあるのか?

そして、

ぜんまいざむらい達にはマズイと評された
カバンベールチーズ

…天蓋男にはご馳走のようです(笑)

【167】カバの恩返し

『今日もあっぱれな一日になりそうだねぇ♪』




ぜんまいざむらいと豆丸が散歩をしていると



川でワナにかかって溺れているカバが!!




『助けよう、豆丸!』




ワナの縄を解き、キズを手当てしてあげると




カバは喜んで帰っていく。



後日、だんご屋いっぷくに



【綾小路花子】
という旅の女性が、ぜんまいざむらいを訪ねて
やってきて


雲、ひとつない晴天の中(笑)



『急な嵐にあって困っております、

どうか今晩、泊めてくださいませ♪』


半ば強引に
ぜんまいざむらいの部屋に一晩泊まるコトを決めてしまう


夜中になると

とてつもなく大きなイビキが!


ビックリして跳び起きたぜんまいざむらい達が

綾小路花子を見てみると



頭のカツラがポロり…




『あれは!?』
『あのカバだぁー!…でもなんで?』



だんご屋おばばに詳しく事情を話すと



『それは恩返しに来たんだね!』

と、



【鶴の恩返し】ならぬ【カバの恩返し】だと断言する


そして翌朝、

『絶対にこの中を見てなりません!』



おばばの言う通り、

部屋に仕切りの戸を作り、その向こう側にこもる
綾小路花子


『あとはネ…お宝の完成を待てばイイのさ♪』



おばばの目が小判になる(笑)


しかし、

『中を見たらどうなるのでござるか?』

中が気になって仕方がない豆丸。


ここで中を見たら、お宝がパァになってしまう

『ダメだよ!豆ちゃん!』



豆丸を制止するおばばだったが


バタパタ、シュー、シュー

と変な音がする…

見たい!、見たらダメ!



3人が騒いでいると…




遂には、仕切りの戸が倒れてしまう!


すると中では



綾小路花子がウチワで何やらパタパタと!?




『見たなぁ~!』



正体が知られた!?綾小路花子は

助けてもらったお礼にと先程作っていた



【カバンベールチーズ】を

ぜんまいざむらいに手渡し、どこかへ行ってしまう。





『お金は入ってないようだね…』

3人でカバンベールチーズを食べてみると




とてつもなくマズイ!(笑)



その後…

『もう恩返しは、こりごりだねぇ』



ぜんまいざむらいと豆丸が歩いていると…


『もう大丈夫でやんす!気をつけるでやんすよ♪』



同じように
なめざえもんがカバを助けているのを見て、


『…あのカバ、またやってるでござるよ』

『なめざえもん、これから大変だぞ♪』



大笑いする
ぜんまいざむらいと豆丸なのでした。