霧雨三姉妹………確か無音は長女だと言っていたような気がする
前にいるのは次女のロベリア………本当の名前なのか
「ロベリアだって、変な名前、ねぇエイタもそう思うでしょう」
サテラ………思っていても……言わなくても
普通は黙っているものだが、サテラには通じないみたいだ
それを聞いたロベリアは
「はあ〜疲れた、いい子キャラは疲れるわもうやめた、いい子キャラは、それは三女に任しておくわ」
口調が変わった
「あんた達馬鹿なの?馬鹿なの?馬鹿でしょう!どう考えてもロベリアが本名なわけないでしょう、二つ名よ、じゃ本名は?あなた達に教えるわけ無いでしょう」
と
「ねぇ馬鹿、この子危ないし、このまま村にいたらいけない気がするの」
肩に妖精ちゃんが現れた
「いきなり現れるなよ、でなんでいけないのか教えてくれよ」
「そんなの聞く前にとりあえず村を出る事をしなさいよ」
「おい貴様誰と話しているんだ」
無視されてかなり苛ついているロベリアと
「エイタ、夢を見るには目を閉じないと見れないぞ」
こちらも何か苛ついているサテラ
二人とも妖精ちゃんが見えないんだった
さてとりあえず妖精ちゃんの言う事を聞くことにするか
理由は後で聞くことにして
「あっ用事を思い出したからもう行くわ、さあサテラ行くぞ」
「えっ?ご飯は?温かい布団は?」
「近くにまだ街があるからそこで、好きな物を食べてもいいぞ」
「ほんとに、じゃ肉肉肉肉肉」
「よしわかった、じゃ行くよ、さようならロベリア」
俺はサテラを捕まえると振り返りあるき出したが
「逃げられると思っているのかしら」
数歩行った所で誰かに抱きつかれた
「なんだ?何故動かない」
サテラの方も動けないでいた
「姿を現しなさい陰」
次の瞬間目の前に女の子が現れた
こいつ何時からいた
さっきまでは居なかったはず
サテラの方は………寝ている?
「黒江お姉さん……褒めて」
「馬鹿!陰!あんた何回拷問したら覚えるの!本名で呼ぶなと言ってるだろ!また後で拷問だからね」
「ごめんなさい……ごめんなさい……拷問だけは……許してください」
陰と言われている手を見ると全ての手先が包帯で覆われていた
「仕方ないな………もう一度いうから……………私は霧雨三姉妹の次女……黒江……霧雨黒江
さあ次は貴方よ………挨拶しなさい」
「えっと………霧………雨………三………姉妹の」
「イライラする!!さっさと言いなさい」
「ごめんなさい……ごめんなさい……拷問だけは許してください」
「嫌ならさっさとする」
「私は………霧雨三姉妹の………三女………陰……霧雨陰…………と言います」
何とか言った感じがする
「ところでサテラに何をした」
「えっと…これをしたの」
陰の手には注射器が握られていた
「まさか………毒とか」
「えっ?毒……まさか……違います、睡眠薬を打ちました」
だから寝ているのか
「イライラするから陰は黙っていて、陰は注射器で攻撃するの、まあ血を見るのが嫌らしいからうってつけの武器ね、それと気配が消せるから誰も接近している事に気が付かない、それでいい陰」
「うん………ありがとう黒江お姉さん」
「それより……なあエイタ……拷問させてくれよ」
いきなり凄い事を言う黒江を制するように
「黒江お姉さん………エイタへの拷問は……母親から……禁止されているのでは」
「黙れ陰!黙っていてって言ったでしょう拷問されたいの!」
「ごめんなさい……ごめんなさい…ごめんなさい」
陰は小さくなって隅っこに引っ込んでいった
「なあエイタ……少しだけ拷問させてくれよ少しでいいんだ」
気のせいか、黒江の目が輝いているように見える
「どうして拷問をしたがる」
「拷問をしていると、脳が蕩けそうになるんだ、こう相手が痛みで苦しむ姿……楽しくなる……楽しくて………楽しくて……楽しくて………もう最高の気分……わかるだろ」
そんなのわからないしわかりたくない
それにしてもこいつはやばい
普通拷問は情報を引き出すためにするがこいつは自らの快楽のためにしている
「拷問させろ……拷問………拷問………拷問」
「断る!」
「……………つまらないの………まあいいか………いつの日か必ず拷問してやる、疲れた、後は陰が話をしてやれ」
そう言うと黒江はその場から離れた
残された陰は下を向きながら
「あの………実は………母親が………会いたいと言っていまして………本家の方に来てもらう事は出来るでしょうか」
断っても良いがなにか悪そうな気がするしそれに多分……逃げられない
「ああ分かったよ」
「ありがとうエイタさん、じゃついてきてください」
歩き出した陰
俺はサテラを抱えるとあとに続いた