えっ?主治医? 

「知りたい事はあるか?わかる範囲でなら答えてやる」

とりあえず

「どこに居るんだ」
 
「変わってなければ雪と氷の大陸の何処かにいるはず」

「 主治医なのに詳しい場所は分からないの」

「それがな、ここまで迎えが来て目隠しをされ連れて行かれてたからな」

「何故雪と氷の大陸とわかるの」

「…………寒さかな、あんなに寒いのはそこ以外はありえないからな」

寒いのか………対策が必要だな

「七人組について詳しく話して欲しい」

「七人組とは魔女王を守る為に存在している、彼女達には序列があり強さで並んでいる、一位と二位と三位は知ってるだろ」

「勿論知っている、一位がゼロ、二位が夜空、三位が……………………」

「夢枕………いつかは真理とも戦わないといけないんだぞ、出来るのか」

「…………………旦那を助けるためなら……………やるしか………やるしか………」

その先の言葉が出てこない

「六位は緋色、七位はムラサキは知っているよな」

「四位と五位は?」

「 実は会ったことがないんだ、噂では四位が影の暗殺者、五位が悪の科学者らしい」

会えば分かるかもしれない

「もう質問はないか」

肝心な事を聞かなくては

「雪と氷の大陸は何処にあるの」

「この大陸からは直接行く事は出来ない」

「えっ?じゃ………どうやって」

「とりあえず雨の大陸に向かうと良い、そこからなら船が出ているみたいだ」

「雨の大陸か、そこにはどうやって」

「この大陸から船が出ているらしいから探すと良い」

「 わかった、もう聞く事はないわ」

「じゃ私から…………」

そう言うと背後から何かを取り出して

「…………これを渡しておく」

一つは刀に見える

「この前ゼロに破壊されたそうだな、これはそれの代わりだ」

「ドラゴンソードがあるけど」

「それはやる、必ず何処かで役に立つ筈」

夢枕は差し出された刀を受取りながら

「ありがとうございます、大事に使わせて頂きます」

更に出て来たのは

「これは………」

小さな硝子が二つ

「とりあえず目にはめてみな」
 
言われるままに両目に装着すると

「えっ?」

いきなりゾーサラスの顔が見えた

「見える様になっただろ」

「はい………見える………見える……すべて見える………嬉しい………また見える日が来るなんて………ありがとうございます」

「一つ注意をしておく、それは長く使うな二時間が限度だ、必ず二時間で外せ」

「外さないとどうなるの」

「 硝子が砕けて、目を傷つけ二度と視えなくなる」

「時計がないから…………」

「今はまだ普通に見えているだろ、一時間経つと黄色くなり、二時間の手前で赤くなる。赤くなったら外せ!わかったな」

夢枕は硝子を外しながら、手渡された袋にしまいながら

「わかりました」

これはいざという時に使う事にした

「最後に提案だ、雨の大陸に私の知り合いがいる、その人に稽古をつけてもらえ」

「私には時間がない…………」

「しかしこのままだと確実に殺られてしまう、魔女王の事だ、瑛太を殺す事はしない筈だ、少しは時間はある筈」

ゾーサラスの言う事はわかる

ムラサキにも勝てない私が………

「夢枕に足りないのは……必殺技………その稽古で見つけると良い」

「わかりました、その人は雨の大陸の何処にいるんですか」

「わからない、雨の大陸は広くない、まあ会えるだろう」

「…………わかりました、探してみます、とりあえず雨の大陸に渡る船を探すから始めたらいいんですね」

「そうなるな………もうないか」

「はい、ありません」

「わかった、夢枕……危なくなったら必ず逃げる事………わかったな」

「いろいろありがとうございます、じゃ明日は早いので寝ます」

夢枕は一礼をして退室した